昔の里山は、竈で使う落葉や枯枝や薪を産出する場であった。
下草は綺麗に刈られ、秋には「ハツタケ」などのキノコや、
栗拾いなども出来、時期になれば子供達の遊び場となった。
また、
樹高が4mほどの若い杉林や松林では、十薬(トオヤク)と呼ばれる「センブリ」なども収穫できた。
小学生の頃は採りに行ったものだが、地元での呼び名は「とおやく」で、
センブリという名を知ったのは長じてからである。
で・・・・
最近知ったのが「ドクダミ」の別名が「ジュウヤク」であること。
さらに、
あるラジオ番組で「ドクダミ茶を飲み続けたら血圧が下がった」と言うリスナーが、
著名な医師にこのまま飲み続けてよいのかを相談していた。
「血圧が下がるって・・」・・・・・?????
血圧降下剤を10年以上も飲んでいる私が、
「ドクダミ茶がそんなに効果があるなら飲んでみようか」と思った瞬間である。
そのご「ドクダミ茶」を手に入れて飲んでみたが・・・・・
飲み続けることが無かったためか、違いが判るほどの変化は無かった。
が・・・・
子供の頃に、皮膚の炎症でドクダミの葉を焼いて貼っていた同級生などを見たことがあり、
皮膚疾患には効き目がありそうである。
そんなこんなで「ドクダミ」を探しに近隣を散歩。
直ぐに見つかった。
ちょうど花の季節を迎えており、緑の中に咲く白い可憐な花(顎片)を咲かせていた。
ドクダミ茶はお世辞にも美味しいとはいえないが、
ネットを調べると、ドクダミの化粧水とか、ドクダミローションの作り方が紹介されていた。
ローションは生薬として皮膚の炎症には良く効くというし、
かゆみ止めにもなるらしいので試してみる価値はありそうである。
近隣散歩でも季節の移り変わりが速いことを感じる。
すでに、紫陽花は色づき始め、金糸梅が開花を始めていた(巻頭の写真)
散歩の途中で、大手オームセンターのフィンスの下に咲いていたものは、
赤い花弁に、蘂の中心が赤い雛菊のような花。
初めて見る花だが・・・・・
同じホームセンターで売っていた「姫小菊」なのだろうか????
自然に生えているものを園芸種に改良したのか、
それとも薔薇のように、人の手で生み出された「新種」なのだろうか?
最近の園芸店を見るといつもそんなことを思う。
名前もややこしいものばかりで覚えきれず、好きになれないものが多い。