自家製ジャムは、添加物を使わないので素材そのものの凝縮した味が楽しめる。これまでに、林檎ジャム、苺ジャム、夏蜜柑のマーマレード、キウィジャム、無花果ジャムなどを作ったが、自分好みの甘さに仕立てたので、当然に美味しいものができた。
今回は梅干を作るときに出た、梅干には向かない傷ついた梅を使って「梅ジャム」を作った。昨年は捨てていたが勿体無いので「駄目元」で挑戦した。
まず傷ついた部分を切り取り、果肉部分をとりやすくするために火を通した。
皮を剥き、種と果肉部分を目の粗いガーゼで包み、こそげ取る様に果肉部分を搾り取った。皮の部分は粗めに叩きこれも果肉を搾り取った。
搾り取った果肉はとろみの強い果汁状で、これに同量の水飴と砂糖を加えてテフロン加工のフライパンで煮詰めていった。酸が強いので本来ならホーロー鍋を使わなければならないのだが、焦がして使い物にならなくなっていた。
出来上がる頃に味見をしたが、砂糖+水飴が果肉と同量では酸っぱすぎて、ジャムというよりは調味料に近いものになっていた。さらに、水あめと砂糖を加えた。結局果肉30%、砂糖と水飴が70%位の割合になった頃に「甘酸っぱい・梅ジャム」が完成した。
余りに美味しいので、さらに作ろうと思ってスーパーに梅を探しに行ったが、梅の終期のため高価になっていたので断念した。
杏が出回っているので、安い杏を見つけることが出来たら「杏ジャム」に挑戦したいと思っている。せっかく作るジャムなので費用が市販品よりかかっては意味がない。
下の写真が傷ついた梅干に向かない梅。今回はこれを20個ほど利用しました。