MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

落葉の季節には「落葉」を撮る。

2013年10月04日 | あらかると

日本画で「落葉」といえば、
日本画の大家『横山大観』をして「私より春草のほうがずっとうまい」といわれた、
夭逝の天才日本画家菱田春草の連作を思い出す。
といっても、私は美術館でその一部を見たに過ぎないが、
秋の落葉の季節になると思い浮かぶのが春草の「落葉」なのである。

つい先日までは暑かったのに、
今日は都心の昼の気温が18度と肌寒いほどだったという。
気温が下がると落ち葉の数も多くなってくるわけで、
昨日はその落葉を気にして撮っていた。

団地住人も高齢化が進み、
遅々とした日々が繰り返される団地の前の空き地の落葉。


21世紀の森と広場の入り口付近の落葉と木漏れ日。
やはり落葉のアクセントがあるから写真になる。


公園内に入り、水分補給のためベンチ近くにある自販機へ。
昨日は暑さが戻り日の当たるベンチには座る人も居なかったが、
わずかに木陰のあるベンチに座って水分補給しながら写真を撮っていると、
隣のベンチに座った老人から声を掛けられた。
四方山話になりかけたが、
やや耳が遠いようだったので5分程度の会話でその先が続かなかった。


公園の遊歩道の木道にも秋は忍び寄っていた。


巻頭の写真は昨年撮ったもので、
同じ公園にある小川を彩る楓の落葉。
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