秋風が吹くと、夏場は涼味満点の主食として活躍した「冷麦」は出番がなくなり、スーパーの乾麺売り場からも姿を消してしまう。
今年は厳しい残暑もさほどなく、「冷麦」の出番も少なかった。私も戴いたものがまだ1Kg以上残っている。時々温麺にして食べているが、細さゆえに茹で3分(やや固め、水洗いしてヌメリを取る)、煮1.5から2分を守らないと伸びてしまい食感が悪くなってしまう。
ほかに利用利の方法はないかと・・・焼うどん、焼ソーメンなどは聞いたことがあるが「焼冷麦」と言うのは余り耳にしない。うどんの細いのが冷麦であることを考えれば美味しいはずなのだが。
と言うことで余り物のザーサイとモヤシとキャベツを炒めて「焼冷麦」を作った。美味しかった。
先にザーサイとモヤシとキャベツを小さじ1杯の油で炒めておいて、冷麦を2分半茹でる(結構固めです)。茹で上がったら水洗いをして(ざるで水切りをする程度で十分、水分は炒めている間に飛びます)、先に炒めた野菜とフライパン(油を引かなくてもこびりつかないものを使う)の上で混ぜながら炒める。ザーサイの塩分度合いにもよりますが、香り付け程度に小さじ2分の1程度の醤油を掛けさらに炒める。うまみ調味料は「味の素」がお奨めで適宜振り掛ける。
冷麦は多少焦げ目をつけると香ばしく美味しくもなるので、焦げ目を付けつつ焼きこんで行く。
油は余り使っていないので、麺同士が絡み合いやすいので、絡み合ったら小さじ1杯程度を面にかけるとほぐれてきます。ここまですべて強火にて仕上げています。
焼冷麦は油を極力抑えてヘルシーに仕上げているためややパサ付いた感じで仕上がりますが、食感、味とも大変美味しく仕上がりました。色どりに人参やピーマンの千切りなどを入れるとよいかもしれません。今日の人参の価格、中程度のもの3本入りで198円で高すぎ、ピーマンは硬さが歯に当たるのが嫌いなので省略。と言うことで自分の好きな野菜を入れることが美味しさの秘訣です。
次回は、鰹節粉などを利用してもう少し和風的なものに挑戦したいと思います。もしかするとザーサイや高菜や白菜の古漬け(市販されていません、農家の保存食です)は、麺類すべてに合うのかもしれません。