本日、気象庁から都心の桜が満開になったと発表された。
開花から気温がやや高めということもあり、開花から5日で満開となった。
すでに都心の桜の名所である上野恩賜公園や、
ライトアップが美しい千鳥ヶ淵は多くの人で賑わっている。
ということで、
一昨日のポタリングで見つけた新たな桜を中心に、
紹介してみたい。
撮影から今日で3日も経っているのでさらに開花していると思われる。
ポタリングコース順に、まずは松戸市矢切の坂川沿いで見つけた、
幼木の桜で、樹状から「小彼岸」であろうと思われるが・・・。
花弁の紅色の濃いものもあり、額筒もやや異なるようなので調査中。
次ぎは水元公園や休場の隣に植栽されている桜で、
額筒が江戸彼岸系であることから、
三好学の「櫻花図譜」の第1巻に記載されている、
「紅彼岸」と思われるのだが・・・・。
同じ種類の桜が水元公園東端の「野鳥観測施設」近くと、
反対側の金魚養魚施設側にも咲いていた。
前からあったのだろうが、見るのは始めてである。
野球場近くの桜は開花したばかりだが、
こちらのほうはすでに5分咲き程度になっていた。
水元公園土手の桜も有名だが、開花したものしていないものなどまちまちで、
日当たりの良い場所が下の写真程度に咲いていた。
子供の遊戯施設のある水元公園では緋寒桜のようなものが咲いていた。
樹状や花のつき方や花の大きさから、緋寒桜とは異なり、ヒマラヤ緋桜かも・・・
一部の花が平開しつつあるが、完全とはいえずヒマラヤ緋桜とまでは・・・・
もう少し時間をかけて調べないと特定は難しい。
次に見つけたのは満開の「大寒桜」で直ぐに判明した。
染井吉野が開く頃には最盛期を迎えている。
場所的には遊戯施設のある公園の隣の広場。
近くに第一パンの工場があり、美味しそうなパンの香りが漂っていた。
で・・・・
この花の下で、姫踊子草で吸蜜していた「黄揚羽」と出会った。
今年初の揚羽蝶との出会いである。
下の写真が国分川上流の民家の庭先に咲いていた満開の緋寒桜で、
樹状や花の大きさ、花の付き方が特徴的で直ぐにそれと判明した。
こちらの桜は平開せず、上記のヒマラヤ緋桜(?)は一見して別種とわかる。
同じ国分川上流の護岸とアスファルトの間に成長していた「大島桜」
この桜を撮っているときに、近所の老婆がこの花を見にやってきた。
毎年この桜が咲くのを楽しみにしているとの事で「山桜」と認識していたが、
花の特徴や葉の新芽などの特徴から「大島桜」に近い説明してあげた。
で・・・・
下の写真のように、アスファルトと護岸(鉄製)のコンクリートの間で成長している。
このまま成長すると、道路も川も破壊される恐れがあり、
いずれ伐採される可能性もあるのではと思われる。
「ひこばえ」が出ていたのでこれを移植すると、
さらに長く楽しめる可能性はあるのだが・・・・・
昨年は都心の桜が満開となったときに、
千鳥ヶ淵、靖国神社、市ヶ谷外堀、上野公園の桜を撮り歩いたが、
今年は余りにも満開が早く、天候も余り芳しくないことから、
快晴予報の出ている明日31日が都心の桜取材のチャンスなのだが・・・・・