天気の良くない日でしたが、近所の干潟に行ってみると、左のイソシギ(全長20cm)より一回り大きな黄褐色の野鳥が来ていました。
横から見るとムナグロ(全長24cm)のようです。繁殖時期のムナグロは、胸が黒くなるのでムナグロチドリが短縮されてムナグロとなったようです。
近縁種のダイゼンも胸が黒くなりますが、ダイゼンのほうがやや大きいようです。・・・アオアシシギ(35cm)との比較
ムナグロは英語名でPACIFIC GOLDEN PLOVER=直訳すれば太平洋黄金チドリです。・・・ムナグロはチドリ科、アオアシシギはシギ科。
チドリ科とシギ科の違いは、前に紹介したことがあります。・・・ムナグロの翼伸ばし(大雨覆の後縁部に細い白線が見えます)
このムナグロとダイゼン・ツルシギは、繁殖羽と非繁殖羽が極端に異なることが知られています。・・・ツルシギ?との比較
赤い足のシギは、ツルシギのようですが、ツルシギにしてはやや小さいのでアカアシシギかもしれません。
同じチドリ科のダイゼン(全長29cm)は、以前このブログで紹介したことがあります。
近くまで寄って来てくれたムナグロ。大阪市内にある干潟でも、渡りの季節になると、いろいろな珍しい野鳥が姿を見せてくれます。