昨日の記事がソリハシシギでしたので、大阪のオオソリハシシギを紹介しましょう。・・・一番右の個体がオオソリハシシギ
中央、やや上向きに反った薄いピンク色のクチバシを持つシギがオオソリハシシギ(全長39cm)。周りはアオアシシギ(全長35cm)
オオソリハシシギは、環境省レッドリスト2017の絶滅危惧Ⅱ類に指定され、全国的に絶滅の危険性が増大している野鳥です。
足元が狭いので翼を広げてバランスをとっています。
オオソリハシシギの成鳥は、繁殖地のシベリア北部から越冬地のオーストラリアまで一気に渡来するため、日本に立ち寄るケースは少ないようです。
今年生まれた幼鳥だけは、長距離飛行にまだ慣れていないということか、越冬地へ渡る途中に日本に立ち寄るそうです。・・・クチバシを隠したオオソリハシシギの後ろにマガモ(全長59cm)が飛んできました。
マガモはユーラシア大陸の広い地域で繁殖し、日本で越冬する冬鳥ですね。・・・後ろにマガモがきたので居心地がわるそうなオオソリハシ
こんどはもっと大型のコサギ(全長61cm)がやってきました。
同じ上向きに反ったクチバシを持つソリハシシギ(全長23cm)が4羽飛んできましたが、両者のクチバシの大きさには、かなりの差がありますね。
参考文献:日本の野鳥590 大西敏一解説