ある朝、近所の公園にある池の一番遠い場所に小さな渡り鳥が渡来していました。
どうやら夏にシベリア北部で繁殖して、これから東南アジアやオーストラリアまで渡る途中のトウネン(体長15cm・シギの仲間)のようです。
一斉に飛び立ったので数を数えてみましょう。・25羽ほど確認できました。以前はもっと大集団で渡来していたようですが、近年は生息数が激減しているようです。
トウネンは、大阪府レッドリストの準絶滅危惧類に指定されている野鳥です。その翼に白い翼帯があるので、飛行すれば判別しやすいシギの仲間。
大集団の飛行ならもっと迫力があるのでしょうが、今の大阪ではこれが限界かもしれません。
池の上を大きく旋回しながら右に左に飛行を続けていました。
方向を変える際、純白の腹部を見せてくれますが、これが朝日を反射して目に痛いほどでした。
こうして水面すれすれを飛行するシギたちは、急激に生息数を減らしていて、我々の子孫は、この姿を見ることができなくなりそうです。
これが近くに来たトウネンが見せてくれた翼帯。