知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

株の下落は収束…?

2007-08-18 08:19:36 | Weblog
8月17日の米株式相場は7営業日ぶりに大幅反発。
ダウ工業株30種平均は前日比233ドル30セント高の1万3079ドル8セント、
ナスダック総合株価指数は同53.96ポイント高の2505.03
S&P500種株価指数は大幅続伸し、同34.67ポイント高の1445.94で終えた。

米連邦準備理事会(FRB)が公定歩合を引き下げたことを好感し、買いが優勢となった模様。
早朝にFRBは臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、
金融機関に資金を貸し出す際の金利である公定歩合を0.5%引き下げたと発表。
FOMC後に公表した声明文では、金融市場の悪化や信用収縮によって「景気下振れリスクがかなり高まった」と指摘し「景気への悪影響を和らげるために必要に応じて行動する用意がある」と述べた。
http://www.federalreserve.gov/→最近は自動翻訳があるので便利(誤訳が多いが…)

公定歩合は形骸化しているため、市場への直接的影響は小さいと見られる。
ただ、FRBが信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)を発端とした信用収縮や金融市場の混乱を抑えるために強い姿勢を示したとして、市場の心理的安心感を誘ったようである。
9月以降のFOMCでFRBが政策金利を引き下げる可能性が高まったことも好感された。
寄り付き直後にダウ平均が300ドル超上昇したのをはじめ、主な株価は軒並み上昇。
ここ6日間で大きく下げていたことから、下げがきつかった金融株を中心に押し目買いも入りやすかった。
市場では「公定歩合の引き下げの直接的影響は小さい。
信用問題は根深く、FRBが政策金利を引き下げたとしても、当面は株価の下落が続くだろう」との声もあり、株価は伸び悩む場面もあった。
幸いにしてアメリカは我が国と違って金利が高い。
利下げを小出しにすれば、難局は乗り切れるだろう。
しかし、我が国は、クッションとなる金利の幅が薄い。
ここで、利下げというわけに行くまい。
できても現状維持が限界。
やはりアメリカだよりになるのだろう。

私は、バブルがはじけて調整しているだけで、当たり前のことだと思っているのだが…。