知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

NY市場の影響

2007-08-04 07:52:10 | Weblog
3日の米株式相場は3日ぶりに急反落だそうです。
ダウ工業株30種平均は前日比281ドル42セント安の1万3181ドル91セントと5月1日以来の安値。
ナスダック総合株価指数は同64.73ポイント安の2511.25と4月19日以来の安値だった。市場予想を下回る経済指標や、信用リスクへの警戒から売りが優勢の模様。
S&P500種株価指数は1433.06と4月2日以来の安値。
7月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は9万2000人増と市場予想(13万人増)を下回った。政府部門の減少が全体を押し下げた。5―6月の増加数が下方修正されました。

午前中ごろに、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がベアー・スターンズの長期債務格付け見通しを「中立」から「ネガティブ」に引き下げましたが、格付け自体は据え置きました。
昼過ぎにベアー・スターンズは「業績や資金の流動性などに不安はない」との見方を示しましたが、市場心理は改善せず株価は急落。
メリルリンチやJPモルガン・チェースなど金融株全般に売りが出ました。
経営難観測が高かった住宅ローン大手アメリカン・ホーム・モーゲージ・インベストメントが前日夜に大幅な人員削減を発表し、朝方から株価が急落。
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した信用リスクへの警戒が強まりやすく、主な株価指数は安値圏で終えました。

ベアー・スターンズは6%安。アメリカン・ホーム・モーゲージは5割以上下げました。

アメリカも住宅バブルの崩壊というか、住宅会社ローンのずさんなリスク管理がここに来て綻びを示しているようです。
我が国の前のバブルに似てますけど、違うのはアメリカの住宅バブルは、さほど土地の騰貴には走っていないと言うことでしょうか?
あれだけ国土が広いと、土地に金をかける気にはならないのでしょうか。

そういうわけでNY市場をはじめとして米国の株式市場が軟調ですから、これで来週の我が国の株式市場も波乱の月曜日が予想されます。

逆に買い場が来たという感もあるますが、問題はどこまで下げるのかと言うことです。

下手に手を出して底なし沼に填る可能性もあるので、慎重な判断が必要でしょう。