ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

First Overland

2013年10月05日 | OVERLANDERS

 1955年の9月に英国の名門ケンブリッジとオックスフォード大学の学生が2台のランドローバーを駆って英国のKent という街からシンガポールまでの12000マイル?(19200キロ、文章より)(ビデオのインタビューでの口頭ではぞれぞれ18000マイルと16000マイルどれが正しいのか?...ホント、マイルね。)を6ヶ月と6日(1956年3月6日、シンガポール着)をかけて駆け抜けた自動車旅行(Far Eastern Expedition) が今日、First Overland (最初の遠征旅行)として認識されている。この時代はまだ英国が世界的に力を保持していた時代であり、ランドローバーでの旅は自国の国力を世界に知らせる象徴でもあった。

今考えるとこれは凄い事である。

...何が凄いのか?

当時はまだ決して、安全な時代ではなかった。

行く先の情報も明確ではなかった。

そして、

50年代のランドローバーであった。

 

半年間の時間がかかったのは、途中にランドローバーの故障なども多くあったはずだが?

...

 

それから57年後、

 

 2012年ランドローバーデスカバリーの生産が100万台に達した記念として、100万台目のデスカバリーは工場を出て50日間、中国の北京までの8000マイルのExpeditionに旅立った。そしてその時に同時に編集されたのが上の1955年の回想ビデオである。

 時代が変わって車が高性能になるとオーバーランドの旅も面白さは減った。

 政治的な安定があり、資本力としっかりした情報があり、50年前と違って道路などのインフラも整っている環境であるならば走破出来て当たりじゃ-ねぇか、と捉えるからである。

 

オーバーランドの旅は、

もはや冒険ではなくなりつつあるのかも知れない

...が、

 しかし、まだまだ冒険心をくすぐりたい、刺激したいと考えているのがランドローバーに携わる一部の人々である。そして僕もその気持ちに同意している。

 

そして今後、将来に向けてエクスぺデッションを楽しくするのはクルマや道具、

それも勿論大事だが...

 

それ以上に、その秘訣のキーワードは、

企画!

企画力ではないかと感じている。

 

...その可能性は広いはずだ。

 


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