ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

価値観は覆されるのだろうか?

2022年04月10日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 リンカーントンネルは大陸とニューヨークのマンハッタン島を結ぶ主要交通ルートの一つ。そのトンネルの入り口に聳える新型トヨタタンドラの看板はマンハッタンにアクセスする人々の目に否応無しに飛び込んでくる。今の所、新型タンドラは路上では数回しか目撃していないが、おそらく時間の問題であろうと思う。インフレーションが進みガソリン価格も上昇している今日において大型ピックアップトラックの需要は街中を観る限り良好ではないかと思わされる。フルサイズピックアップトラックは近年においては高級車となっている。国土が広く巡航スピードのリミットが時速130キロを超えるこの大陸では需要に叶っており、アメリカ大陸という環境の中で大型ピックアップトラックは独自の発展と進化を継続している。

 個人的な見解ではあるがトヨタ車は他のメーカーの同時代、同走行距離の比較の中では車の信頼性と耐久性が高い。これは車歴の異なる友人知人の意見なども総合しての意見である。トヨタトラックの強みというのは信頼と耐久にある。小利口な車内のごちゃごちゃした機能はおまけであるが、それさえも他メーカーと比べると壊れにくい。タンドラの存在はその信頼と耐久を背後にしてオーバーランドビークルとしての期待も存在している。以前、オーバーランドジャーナルのスコット氏はランクル70系で世界を回った後にオーバーランドビークルの十戒として10の重要な項目について解説を行った。最初の重要な戒律は車両がシンプルである事、二つ目の戒律は車両の軽さである。おそらくメーカーにとってはその様な項目は百も承知であるに違いない。シンプルで軽いが壊れ易い車量よりも、多少複雑で重いがそれ以上に壊れにくく快適な車両を生み出す事によって価値観を凌駕していこうとする姿勢である、これは同時に時代のトレンドと安全基準をクリアする術となっている。4代目タンドラは今市場に出たばかりであるが、カタログ上の評価よりも10年後以降の評価が今から気になるところである。

 

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