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ゲレンデワーゲンW460シリーズ

2022年02月11日 | PICKUP TRUCKS & 4X4

 四駆をカテゴリーに分類する捉え方の一つとして、ブッシュメカニックの見地に立って四駆を理解してみる。つまり、ブッシュメカニック達にとって手におえるのか、手におえないのか。分類においては環境や技量が同一では無く更に想像の領域もあるが、近代的な整備が行き届いていないジャングルや砂漠地帯の修理場で、修理屋のたくましいおやじの知識と経験、そして、そこにある工具とパーツを駆使して車両を修理する事が出来る。そんな捉え方と見地である。

 前方を走っている車両が気になったので追いついてみた。メルセデスのゲレンデワーゲンのW460シリーズだと思われるが正確な正体は不明。ミリタリーグリーンカラーに珍しいソフトトップである。アメリカには正式に入って来ていないモデルなので25年以上前のモデルであろう、おそらくディーゼルエンジン。四駆らしい立ち振る舞いがあり、四輪駆動車のオーラが漂っている。北アフリカのサハラ砂漠を縦横無尽に走破していた自動車冒険家のトムシェパードが活用していたモデルである。このゲレンデワーゲンを追走しながら上記の内容が頭に浮かんできた。

 オーバーランドビークルに対して自身の駆る車を知る、というテーマがあるがこのテーマは深い。車を知るという事はその車両を征服する様な感じである。シンプルな四駆が好まれるのはその知るというテーマに対してより近付きやすい感覚があるからだと思う。シンプルな四駆に対しては知る、学ぶという意欲が湧きやすい。知る、学ぶは向上的であり、即ち飽きない特質がある。よって、シンプルな四駆を得た人々はその物に満足しているのでなく、それが持つ機会の刺激に魅力を感じているのかも知れない。ゲレンデワーゲンを駆るドライバーの気持ちを探りながらしばし妄想にふけった極寒の2月の晴れた寒い日の午後であった。

 

コメント (2)
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