リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ハロウィーンと共に10月が終わり

2022年11月01日 | 日々の風の吹くまま
10月31日(月曜日)。☁🌤⛅。とうとう10月最後の日。何だかあっという間に吹っ飛んで行ったという気がする。ほぼ1週間ぶりにカレシが一度もしゃっくりをせずに7時過ぎまで眠り通したので、今日は2人ともやや疲れてはいるけど回復ムード。きのうは日中もしゃっくりがほとんど出なかったので、プロトンポンプ阻害薬を毎日飲むようになって6日目だから、効果が出て来たということかもしれないな。そうだといいね。雲が晴れて青空が広がったら、眼下はすっかり秋の色。



今日はハロウィーンだけど、伝統的に子供たちがキャンディをもらいに近所の家々を回るお祭だったのが、最近はマリファナ入りのクッキーとか危険なことが増えて、いつの間にか大人になり損ねたみたいな若者のイベントになってしまった感がある。だから、大方のイベントは土曜日か日曜日のうちやってしまっているだろうから、本番の今日はせいぜいあちこちで花火が上がるくらいじゃないかと思う。その花火もメトロバンクーバーでは規制が入り乱れていて、バンクーバー市では全面禁止だけど、おおむね私有地に限って消防署による許可制(事前申請が必要で、おおむね有料)で認めているところが多く、その許可証が何と15万円というところもあれば、第三者損害保険が必須のところもある。インド系が多くて何かというと花火が上がる川向こうのサレー市は消防署の許可の他に何と連邦政府の花火取扱いの認証も必要だそうで、これはちょっと意外。ニューウェストミンスター市ではハロウィーンの日に限って午後4時から真夜中まで裏庭などの私有地での小型の花火を上げられるけど、爆竹やローマンキャンドルは禁止。でも、ルールは破ってなんぼと思っているバカっちょが増えているみたいだから、今夜はけっこう賑やかになりそうだなあ。

一般開業医の不足が続いていて、人口500万のうち100万人がかかりつけの家庭医がないという深刻な状況にあったBC州で、州政府が一般開業医の報酬制度を根本的に変えることにしたという爆弾ニュース。家庭医不足については何らかの対策が取られるとは予測されていたけど、ディックス保健大臣が発表した改革案はこれまで政府が固執していた報酬制度をひっくり返すもので、5月から州の医師会などと検討と交渉を重ねて来た結果だそうな。基準報酬を引き上げるだけではなくて、症状の程度や診療内容に応じた報酬にする他、個々の患者の診察に当てる時間や1日に診療する患者の数、オフィスに登録する患者の数を開業医の裁量にほぼ委ねているところが画期的で、難しい病気を抱える患者にはじっくり時間をかけて診察することが可能になるし、1日の患者の数を増やしたり、受け入れる患者を増やしたりすればそれだけ報酬も増えるようになるわけで、州内で開業している医者がやめるのを防ぎ、さらに新しい開業医を誘致するのが狙い。私たちのかかりつけのスラニナ先生が、「患者の健康を総合的にみる家庭医としての仕事がしたいのに、ここでは患者の話をちょっと聞いて処方箋を書くのが精いっぱいで、それができない」とロッキー山脈の向こうのアルバータ州に移る理由になった制度が様変わりするわけで、先生、もしかしてニューウェストに帰って来てくれるかなあ。

新制度は来年の2月から実施されるそうで、費用は700億円とか。報酬を増やしてもすぐに医者が増えるわけじゃないという向きもあるけど、何ごとにも「第1歩」というものがあって、その1歩を踏み出さないことにはどうしようもないだろうに。とにかく、大きな1歩だよねとカレシと喜び合っていたら、今度は予防接種のお誘いメールが飛び込んで来て、おお、思ったより早く来たね。前回のお誘いメールではインフルエンザとコロナの両方のワクチンをを同時に接種できたんだけど、2人とも風邪が完治してからあまり日が経っていなかったので、慎重を期してインフルエンザのだけにしたから、今度はコロナワクチンの5回目だけ。あと1ヵ月で4回目をしてから6ヵ月になるから、来週か再来週に予約を入れなくちゃ。それまでにはカレシの体調もすっかり回復しているだろうな。やれやれ、まるで医療がテーマだったみたいな10月だったね。嵐が去って広がった青空ではハロウィーンを装ったおうな雲たちがむくむく・・・。