リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日本語?ニホンゴ?それともNihongo?

2022年11月14日 | 日々の風の吹くまま
11月12日(土曜日)。☀☀。目が覚めたら、ブラインドの隙間からみごとな青空。冬が退散して、秋が戻って来たというところかな。太陽がずいぶん低くなったせいで、晴れた日には朝の陽ざしがドアを開けっぱなしの寝室にまで入って来る。やっとよく眠れた感じで、起床は8時。午後までは特にしなければならないこともないから、ゆっくり朝ご飯を食べて、ひたすらリラックス。

と、いいたいところだけど、なぜか今日もいの一番にゆうべやり残したブログの仕上げ。日記のつもりでほぼ毎日15年以上も続けて来たブログが、最近はオフィスを閉める時間までに終わらないことが多くなった。元々饒舌な方だから、つい長くなるのはわかるけど、リタイアしたんだから時間がないわけじゃないと思うし、別にいつも世の中の込み入ったことを論じているわけじゃないのに、どうしてかな。と、暇にかこつけてつらつらと考えてみて、もしかしたら日本語が衰えつつあるんじゃないかと思ってしまった。ワタシが生まれ育った母語なんだけど、50年近くも日常生活は英語だけの環境で、日本語は主に仕事用の第2言語みたいなものだったし、フリーランスの翻訳者になって英語訳がメインになった頃から目から入る文字だけの言語になっていたのかもしれない。それに、読めなくなった漢字や意味不明の新しい単語が増えて、いちいちググらなければならないのも、ワタシの日本語が衰えている証拠かもしれないな。まあ、一種の老化現象と言ってしまえばそれまでだけど。

でも、それだけじゃなくて、.日本語でモノを書く時の入力スピードも格段に落ちたという気がする。英語なら、高校3年の時に英文タイプを覚えて以来55年もずっとキーを叩く職業に就いて来たから、指が単語の綴りを覚えてしまっていて、頭に浮かぶ文章をそのまま打ってくれるんだけど、日本語の場合はそうは行かない。英文キーボードしか使ったことがないから、入力はローマ字一択で、例えば「日本語」と入力するには「に・ほ・ん・ご」とキーを打つのではなくて、脳内でいったん「nihongo」と言う綴りに変換してからn-i-h-o-n-g-oと打ち込んで、スペースバーを押すと現れる変換候補から「日本語」という単語を選択するという、回りくどい手順になる。現役時代に主に日本語訳をしていた頃は英語文を目で追いながら訳していたせいか、脳内でごく自然にローマ字変換されていた気がするけど、英語訳がメインになってからは、原稿の日本語文を目で追えばそれに

相当する英語文を指が打ち込んでくれていたように思う。でも、自分で日本語文を書く(打つ)となると、頭の中で「聞こえる」(今でも流暢な)文章を脳内でローマ字変換してからその綴りを指先に指令することになるわけで、そのプロセスが劣化してしまっているのかもしれない。ふむ、これも老化現象なのか、あるいは単に脳みそがめんどうくさがるようになっただけなのか・・・。

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11月13日(日曜日)。☀☀。夜の間は冷えているらしいけど、朝から気分さっぱりのいい天気で、絶好の掃除日和というところ。冷蔵庫に入れてあったアボカドがちょうど食べごろの手触りになったので、ポーチドエッグを作って、ブリオシュローフをトーストして縦にスライスしたアボカドを並べ、その上に卵を載せて、ワタシ流のovo-avo toast。コロナの前は3個で250円みたいな値段だったアボカドも今では1個が250円だから、すごいインフレだな。でも、毎日食べるわけじゃないし、元気が出る栄養素がたっぷりだから、ま、いいか。

きのうはなぜか週一の洗濯をさぼってしまったので、今日は洗濯と掃除のマルチタスキング。埃や床の汚れが見えないと掃除のしようがないので、コンタクトレンズを入れて、目薬を注しながらの作業。きのうは左目の調子が悪くて、午後からは両方ともレンズを外していたけど、今日は掃除が終わる頃に右目の方がひりひりして、左目はなんともないので、右のレンズだけ外してウォーキング。カレシのしゃっくりが止まってから足馴らし程度に再開していたウォーキングだけど、また時間を計ろうということになって、ストップウォッチを持って出かけたら、予想していたよりも速いペースの17分43秒。この分だと16分台に戻るのも早そうだな。きのうはスラニナ先生が病院から送られた報告を読んで「心配するようなことは書いていないよ」と言ってくれて、プロトンポンプ阻害薬は「1週間は毎朝、次の1週間は1日おき、その後は2日おき、3日おきと減らして行けば大丈夫」。止めたらしゃっくりが再発するのではないかと言うカレシに、自分の頭を指で突いて「それはここの問題」。そう、再発するんじゃないかと心配していたら「望み通り」に再発するってことね。

することリストが空っぽの午後はのんびりするつもりだったけど、あら、日本の元お得意さんの社長からまた「ちょっとリタイア暮らしから出て来ないか」とメール。日本語訳のチェックということだけど、2万語以上ある長い原稿だから、フルタイムでバリバリやっても1週間はかかりそうだなあ。でも、何だかおもしろそうな文書で、受注しても作業開始は年明けになるらしいので、社長からの直々の打診だから、ついイエスと言ってしまうワタシ。まあ、日本語を忘れないためには、ときどきは仕事に戻るのもいいかもしれないな。