リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

一番心豊かな幸せは

2014年01月05日 | 日々の風の吹くまま
はあぁぁ、やっと終わったぁ。ばんざ~い!どこから見たって、いつも眉間にしわを寄せて爪
を噛んでいる神経質で複合ノイローゼで心配性な人が書いたようなお役所的な文が延々と
2万文字以上。それを自然な英語に翻訳せよと言われて、何とか英語人にあまり違和感の
ない出来にしようと奮闘して、終わってみたら延々と1万ワード。ワタシはもうくったくたのよ
れよれのぐだぁ~。でも、あと1個残っているから、今日は脳みその休養日にしなきゃ・・・。

それにしても、もう長いこと日本の大中小の企業や団体の文書を英訳しているけど、日本
語そのものがわかりにくくなっているだけじゃなくて、つくづく端はしに「不安神経症」の症状
が感じられる表現が多くなったなあと思う。小町横丁の相談ごともそうだけど、どこを向いて
も「不安で、不安で」というオーラが全開。そういう雰囲気の中に埋没していないとかえって
凝縮されて感じるのかもしれないけど、日本の社会全体が「漠然とした不安」に居たたまれ
なくなっているような印象。ネガティブなオーラはじとっと重いもので、気づかないうちにネガ
ティブ思考に染まってしまったりするから、用心、用心。

ともあれ、脳みそがわやわやなりそうな仕事と取っ組み合っているうちに新しい1年が明け
てしまった。もっとも、こっちでは「正月」はさして重要な年中行事ではないので、特に気分が
改まるわけじゃないかけど、1年の計は元旦にありで、「今年こそは」という年頭の決意をす
る人も多い。でも、年を取ってくるとそれもあまり意味がないような感じになる。新年の繰り
返しでたいていの決意はしてしまって、その決意のたいていが三日坊主で終わっているか
ら、何を今さらという感じ。それでも、去年は65歳という大きな節目を通過したことだし、こ
の先残されている年月(は知る由もないけど)をできるだけポジティブに、穏やかに、楽しく
生きたいな。

生と死の境目に生まれて、いわば人生の初っ端から岐路に立っていたワタシ。日本を出た
のが27歳のときで、カナダに来て今年で満39年。幸せになるためにこの国に来たんだか
ら、幸せになろうと精一杯生きて来て、おかげさまで今は幸せ。自分の手で勝ち取った幸せ
ほど人生を心豊かに支えてくれるものはないと思うから、今の幸せ感を大切にして行かなく
ちゃ・・・と、何となく2014年の年頭所感をば。