リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

老害は人災?天災?

2014年01月13日 | 日々の風の吹くまま
湿っぽくて、薄暗いもので、午後1時近くまで目が覚めなかった。でも、ヘンな夢を見ながら
良く眠ったようだからいいか。それでも、朝食を済ませて、さぁてと腰を上げて1日の活動を
始めたら、すぐに2時過ぎ。大車輪でメガ仕事の2つ目と3つ目を送って、期限ぎりぎりまで
と保留してあった別の仕事も納品して、ちょっとひと息。

まずはぐるっと新聞サイトめぐり。先日の石炭列車脱線事故の原因は、列車がそばを通る
湖にビーバーが作ったダムが大雨で崩れて、その勢いで線路の地盤が緩んだためだった
とか。人口2百万超のメトロバンクーバーには驚くほどいろんな野生動物がいるけど、熊や
コヨーテ、クーガーのような人間にとって危険な動物と違って、ビーバーは愛嬌たっぷり。で
も、数が増えすぎるとこういう思いがけないことが起きるのが悩みかな。(数日前の深夜に
は我が家の外の歩道をメタボ的なコヨーテの群れが闊歩していたとか。)野生動物の仕業
だから天災なのか、鉄道会社が想定して対策を取っていなかったから人災なのか・・・。

泣く子も黙る経団連の次期会長が決まったそうで、70歳の人。もっと若い人をという意見も
あったけど、経験も重要だからちょうど良い年頃ということになったらしい。定年を65歳まで
延長した方がいいという話があったときに「60歳を過ぎると人間は能力が衰える」からダメ
と言ったのは経団連のおエライさん。イッパン労働者は60歳を過ぎれば使いものにならなく
なるけど、ケイエイ者はイッパン労働者じゃないから、60歳を過ぎてから経験がモノを言っ
て輝き出すとでも言いたいのかな。そういえば、最近は「老害」という言葉を聞かなくなった
ような気がする。だからと言って、日本の企業社会の新陳代謝が進んでいるという印象もな
いなあ。まあ、ワタシは65歳を過ぎてもまだ仕事しているけど、一匹狼なんで・・・。

日本で「派遣」という不安定で未来を描けない独特の労働形態を推進して来たのも経団連
だったな。かっては「家族的経営」が日本企業の誇りだったはずだけど、手軽に労働力の調
整(人員整理)ができる非正規の派遣労働の魅力には勝てなかったんだろうな。でも、非正
規労働者をどんどん増やしたことで、日本全体の給与所得水準を落とし、働く人たちの階級
化、若い人たちの非婚化、少子化を促進する一因になったかもしれないとしたら・・・?