リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~船旅の最後は台風情報を見ながらの1日

2024年10月04日 | 日々の風の吹くまま
9月30日(月曜日)。☁⛅🌤。またもや5時起き。もう時間を変えなくてもよくなって4日目だというのに。まあ、このまま早起きの習慣がついたらめっけものだけど。あしたはいよいよ長い船旅の終点の東京。妹から台風が来ているというメールが来て、あらら。台風17号で明日の午後あたりに関東地方に接近しそうだという予報。知らないよぉ。今夜は大揺れかなあ・・・。

とにかく、幸いにも今日は終日航海なので、バタバタせずにゆっくり船を降りる準備ができそう。クルーズ船はホテルが客ごと移動するものなので、2週間、3週間という連泊になるわけで、ある程度の日常性を保つために初日からスーツケースの中身が全部出してしまう。それで、あしたは下船というときになると荷造りが出発前と同じくらいの大汗をかく仕事になる。Silverseaのような徹底した上げ膳据え膳のクルーズだと、荷物を船室からターミナルまで運んでくれるので、「午後11時までに船室の外に出しておくように」というお達しが来るから、朝に使うものだけを残して荷造りする必要があるんだけど、空港に直行する場合は機内に持ち込めるものとそうでないものも仕分けしなければならないから厄介。まあ、遊び過ぎたツケが回って来たようなもんかな。まずはカレシの衣類を全部ベッドの上に積み上げて、種類ごとに仕分けして、それぞれの山を圧縮袋に収納してから、ジグソーパズルよろしくスーツケースに詰めるんだけど、カレシはいつも「念のため」のものが多いもので、どうしてもぎちぎち。





片やワタシはわりとミニマリストなので、仕分けも圧縮処理も詰め込みもいたってシンプル。フォーマルナイトがなければかさばるジャケットやドレスや靴は不要だから、荷造りはもっと楽なんだけど、Silverseaはまだ数日ごとにフォーマルな装いを要求される夜があるので、荷物はパンパン。それでも、今回はドレスコードが大幅に緩められていて、午後6時以降は船室の外ではジーンズ、ショーツ、サンダルなどの着用が禁止される「Elegant casual」という基本ルールに、かなりの間隔を置いて「Formal optional」という、ジャケットやネクタイを着用してもよい日を設けた形になっていて、ちょっとびっくり。遊園地かラスベガスを乗せたような大型クルーズ船に流れる若い世代の客を呼び込もうという狙いなんだろうけど、堅苦しさをなくしたのはいいことで、次のクルーズでは荷物が少し軽くなると期待できそうだな。





船の上での最後の夕食はS.A.L.T Kitchenで「関東風」のなんちゃら和食風。ワタシはちょっとン?なけんちん汁の前菜にメインは深川めしで、最初の「九州風」、次の「関西風」のメインがどっちも「何これ?」的な感じだったのに対して、深川めしはアサリがたっぷり乗っていたし、出汁もちょうどいい味わいでおいしかった。荷造りが終わって、名前と東京での行き先を書いた黄色のタグをつけたスーツケース2個を廊下に出したら、あとはのんびり。台風は減速したようで、私たちと鉢合わせする恐れはなくなったもよう。空アラスカ湾、ベーリング海、太平洋を航海して来た船旅も最後の夜・・・