リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

勘違い、筋違い、読み違い

2014年01月12日 | 日々の風の吹くまま
メガ仕事のファイル2つ目。40個近くあるファイルを(午年だから)パカパカとやって、次々と
納品するしくみ。カタカナ表記の固有名詞の英語表記を調べるのがけっこうタイヘンで、知
名なんか、あれこれ綴りを想像して検索。でも、ちょっとした推理ものみたいで楽しい。それ
にしても、エライ先生たちが一般人向けに書いたはずの本なのに、文体があんまり一般人
向けじゃないのはどうしてかな。知識を積み上げ過ぎてしまって、文体にまで知恵が回らな
いとか・・・。

ある学会誌が女性の掃除ロボットを表紙にして批判を食った話が、イギリスのBBCにも伝
わっていた。「召使いロボット」と呼ぶところがイギリス的。でも、あの表紙のイラストは100
件の応募作品から「会員」の大多数が気に入って選んだものだとか。へえ。会員というのは
人工知能の研究をしている人たちだろうけど、どんな人たちだろう。女性会員がいるとした
ら、彼女たちも「きゃぁ、かわいいっ!」と飛びついたのかな。でも、日本人が人間の形のロ
ボットをイメージしがちなのは、ロボットに対して「人間に代わって仕事をするキカイ」と言う
よりも、「人間もどき」に近い観念を抱いているということなのかな。うちのルンバ君だって
「掃除ロボット」。人間の顔をしていないけど、とにかく便利だよ。

カナダの往年の?ロック歌手ニール・ヤングがアルバータのオイルサンド開発に対して大々
的な反対運動をやると発表して、ニュースを賑わしている。運動の資金集めのコンサートを
やるそうだけど、近頃の芸能界にはこういう、メディア受けする「社会運動」に首を突っ込ん
で「寄付する人」を集める「活動家気取り」が多いな。信条も知識もなさそうな「勘違いセレブ」
も多い。自分のお金をぽんと寄付したら手っ取り早いのに、それはやらないから、他人のお
金を自分の名前で寄付しているようなもんだな。まさに人のふんどしで相撲を取るというか、
そういうのは「慈善」じゃなくて「偽善」。

まあ、慈善と偽善は紙一重だけど、社会活動や慈善事業にお金が集まって、それで救われ
る人、感謝する人がいるなら大いにけっこうなことだと思う。ただし、自分の手柄だと勘違い
して自惚れたら目も当てられないな。だって、信じるところがあって慈善活動をしている人は、
テレビカメラが追っかけて来なくたって、黙ってやることをやってるんだから。