リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金と言う生き物は・・・

2020年10月16日 | 日々の風の吹くまま
10月15日(木曜日)。☀☁☁。寒いなあ。日中でも12度くらい。10月ってこんなに寒かったのかなあ。今年は夏が短すぎた感じがするせいかな。この週末もどうやら天気は下り坂らしい。この冬はラニーニャのせいで平年よりも寒くて雪が多いという長期予報だけど、はて、どうなるかな。しっちゃかめっちゃかの2020年もあと2ヵ月半しか残ってない。何だかいつの間に?という感じだけど・・・。

飛び飛びにやっていた仕事でも、急にストップがかかってみると、やっぱりいつものようにだらぁ~ん。何でもひとつのことに一応の終止符を打つたびにしばらく落ち着かなくてうろうろする癖だけはまだ抜け切っていないらしい。現役時代にはそんなことはなかったような気がするけど、最盛期には息をつく暇もなく仕事がどさどさと入って来て、精神的な時間の区切りと言うものがなかったのかもしれないな。特に1990年代はまさに怒涛のごとく過ぎて、仕事以外には楽しい思い出が何にもないような気がする。子宮内膜症と卵巣膿腫で手術室に入るのを待っている間も病室のベッドの上で仕事していたくらいで、ほんとに一度きりの人生なのにいったい何をやってたんだろうと思ってしまうけど、あれはばりばり働き盛りの40代だったから、ま、若気の至りと言えないこともないかな。

暇だからと、近ごろはなぜか興味が沸かなくなっていた小町横町界隈をうろついてみたら、何だかお金の悩みや愚痴が増えたなあという印象。婚活にしても家庭生活にしても家族関係にしても交友関係にしても、お金が判断の基準になっている感じで、それだけ将来が不安な世の中になっているということかな。まあ、お金が余っていたバブルの時代に社会保障や年金の制度を整備しておけば良かったのにと思うけど、あの頃は世界中から日本はナンバーワンだと褒められて幸せだったから、そこまでは思いが及ばなかったんだろうな。でも、これはあくまでも外野席の意見。めったに見ないローカルの日本語掲示板をのぞいてみたら、ここでは給付金や手当てをもらう話ばかり。しかも何だか切羽詰った雰囲気が漂っていて、昔はどれほどリッチな暮らしをしているかを競っているという感じだったけど、あれは虚像だったのかと思ってしまった。

お金ってあるところにはあって、あるべきところにはあまりなくて、なくてもいいところにはたくさんあって、欲しい人のところには行きたがらなくて、必要ないからいらないと言う人のところに行ってしまいがちで、ほんとにおもしろい生き物だと思うけど、それもワタシがリタイアしてのんびり外野席に座っているからそう見えるだけで、今社会人としての人生の真っただ中にいる人たちはお金という厄介な生き物の扱い方を試行錯誤しているというところなんだと思う。