リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マンションの排水管の清掃口が隠されていた件

2020年10月02日 | 日々の風の吹くまま
10月1日(木曜日)。☁(もしかしたら)☀。起きたときは濃い朝霧が川に沿って流れていて、ああ、秋だなあ。空はちょっと霞んでいるけど、けっこう遠くまで見えているし、AQIも普通の「2」なので、カリフォルニアの煙は薄くて軽いから高いところに留まっているのに対して、オレゴンの煙は油成分をたっぷり含んでいて濃くて重かったから地上まで降りて来ていたわけか。あれは煙臭かっただけじゃなくて、見るからに汚れていて、ほんっとに酷かったもの。

今日はキッチンの排水管の調査。部屋の構成が階下とは大きく異なる階の特定の部屋だけが対象で、23階では5戸のうち我が家を含めて3戸、7階は8戸のうち2戸、排水管が詰まったことによ水漏れ事故が一番多かった3階では10戸のうち6戸、住戸階の一番下である2階は6戸のうち3戸。全体の1割にも満たない数だけど、どれもキッチンの排水管が下の階のそれに接続するのに水平になってて流れが遅くなるところで、上の階から集まってくる排水に油などが混じっていると配管の壁に付着して、それが溜まると流れなくなった汚水が逆流してシンクから溢れ、時には階下の部屋にまで漏れてしまう。これが最近のマンションの保険料暴騰の一番大きな要因になっていて、理事会が目詰まり防止のために清掃口の増設を決めて、今日の調査は既存の清掃口を確認するのが目的。

午前9時過ぎにマスクをした2人組が来て、まずシンクの下を覗いて、次にアイランドの端の壁の園芸ルーム側を見て、「ここに清掃口があるはずなんですが・・・」。なるほど、最上階まで4フロア分の排水がこの壁の中の排水管に集まって、床下で方向を変えて22階の排水管に接続していたのか。で、曲がるところだから清掃口を設けなければならないのに、ないってことか。「排水管の清掃口はあるんですが、石膏ボードを貼ったときにその部分にアクセス用の穴を開けるのを忘れたんでしょうね」。はあ?「壁に穴を開けてアクセス用のカバーを付ける必要があるので、理事会に報告します。何でしたら今日すぐにできますが・・・」。おお、今日やれるんだったら、1日中いるからすぐにやってちょうだい。と言うことで、すぐにカレシが積み上げたガラクタやビニール袋をゴミ袋にまとめて片付けて、小さい冷蔵庫を置いてある台ごとちょっとずらして「穴あけ工事」。あるべきところにガリガリと穴を開けて、くねくね曲がる内視カメラが清掃口の位置を確認したら、周囲の壁を四角にくり貫いて、規格品のカバーをパンとはめておしまい。



いつものように興味津々で作業を見ていて、ふと、もしかしたら、下請け業者が清掃口のアクセス穴を開けるのを忘れたんじゃなくて、(この辺では最大手のひとつの)開発業者が意図的に「忘れた」んじゃないかと思った。だって、書斎やレクリエーションルーム、あるいはくだけたダイニングスペースとして使える「デン」(フロアによっては寝室)の壁に下水管の清掃口があったんじゃ、高級マンションのイメージが台無し。マンション建設のブームの最中に建てられたところだから手抜きが横行してただろうし、大いにあり得るという気がするなあ。