リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

あっという間にお客さんとの最後の日

2024年07月11日 | 日々の風の吹くまま
7月9日(火曜日)。☀。きのうの夜から内陸地域でスモッグが発生して、大気汚染注意報発令。なんでバンクーバーのような都会から遠く離れた内陸の農業地帯でスモッグかと言うと、実はバンクーバーの汚染大気が海風に乗ってフレーザー川上流のフレーザーバレー(谷)の奥まで流れて行って、そこは海岸地域より気温が高いので、スモッグが発生するから。作物を育てているエコなところでスモッグに包まれて、排気ガスがバンバン出ているところで快適な海風を満喫できるというのは間尺に合わない気がするけど、これも複雑な地形のなせる業。きのうはビクトリアも暑かったから(最高気温28度)、さすがにみんな疲れて爆睡。ニューウェストミンスターでも最高気温が31度だったそうだけど、海の上で潮風に吹かれていれば涼しいのは御の字。

ゆっくり起きて朝ご飯を食べて、のんびりと3人でおしゃべり。言葉がつかえたら、それぞれに携帯のグーグル翻訳を使って、英語にしたりドイツ語にしたり。互いに発音を教え合えるから、ちょっぴり言語交換のような感じで、いい勉強になるな。エスターがウォーキングに参加するというので、11時過ぎにモールに行って、冷房が効いている2階をサクサクと4周。中央のエスカレーターで下りて、フードコートの中華料理屋から各自で2品ずつ選んだランチをテイクアウトして、酒屋に寄ってビール(とワタシのムッシュ・ヘネシー)を調達。エスターが生魚を食べられれば隣のスシ屋からカリフォルニアロールでもテイクアウトするんだけど、ザンネンながら「生」はダメ。それでも、エヴァが「ここのはいいわよ」と教えてくれた通り、チャーメン満載の中華はけっこういい味だった。

午後には明日帰国するエスターが荷造りを始め、カレシはミャンマーの生徒のレッスン。そしてワタシはきのうのビクトリアみやげの駐車違反チケットの支払い。チケットの裏に書いてあるURLにアクセスしたら、各種サービス料金や罰金の支払いの専用サイトらしく、何となくEコマースの注文サイトみたいだったのでクスッ。まず「駐車違反の罰金の支払い」を選んでクリックして、開いたページの最初にチケットの番号を打ち込んでクリック。チケットが発行されて14日以内なので、自動的に半額割引の罰金が表示されるから、へえ、よくできてるね。払う意思表示をすると支払方法が表示されて、クレジットカードを選択したら、他のサイトでも見慣れた様式。カード保持者の名前(ワタシ)を打ち込んで、カード番号と有効期限とセキュリティコードをちょんちょんと打ち込んで、連絡先としてワタシのGメールのアドレスを打ち込んで、送信。さっそく「領収書」メールが送られて来て、へえ、なかなかやるじゃないの。

エスターがエヴァの部屋に遊びに行っている間にマティニで一杯やったら、あくび連発でついにちょっと昼寝。ワタシが晩ご飯の前に昼寝するのはめずらしいんだけど、ランチのビールが効きすぎたのかな。2時間ほどで晩ご飯を食べに戻って来たので、今日はギンダラのみそしょうが焼きにバターナットかぼちゃ添え。ドイツでもギンダラに似たような魚が北海で獲れていたけど、乱獲で高級珍味になってしまったそうな。北はアラスカから南はカリフォルニアまで広い範囲で獲れるギンダラ(black cod)は、タラとはまったく関係がなくて、昔は釣れても海に放り込んだくらいの「下魚」だったけど、身がふっくらと柔らかいのでsablefish(sableは動物のクロテン)として売られるようになってからは、おしゃれなレストランのメニューに載るような高級な魚になっている。さて、エスターとの最後の夜。まだまだ話は尽きない・・・。



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