リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事が病膏肓に入ってしまうと

2020年10月10日 | 日々の風の吹くまま
10月9日(金曜日)。☂☂☂。予報通りの雨で何とも寒々とした朝。でもまあ、しっかりと「仕事モード」になるにはいいかも。天気予報サイトのアプリをスマホにダウンロードしておいたので、ウォーキングに出かけるタイミングを計るのに毎時の予報をチェック。アプリを開くと現時点から5時間の毎時の天気、気温、体感温度、降水確率と降水量が表示されて、タップすると風速、風向、瞬間最大風速が加わる。それ以降は「毎時」のセクションで1時間ごとに3日分、「7日間」の予報は毎日を午前、午後、夜、夜間に分けて7日分、「14日間」は毎日を昼と夜に分けて14日分。この辺の天気予報は外れが多いんだけど、せいぜい1、2時間先の天気くらいは当たるんじゃないかな。

朝ご飯が終わって、家事関連のメールや支払いを済ませたら、よぉ~しっと仕事モードにスイッチ。28年11ヵ月続いた現役時代にはスイッチを入れるも何もなかったなあ。毎日朝は6時半に起きて、カレシのランチを作って、朝ご飯を用意して、カレシを送り出したら即刻仕事で、自分のランチと晩ご飯の時間以外は寝るまで半地下のオフィスにこもって、10時間くらいは仕事、仕事。週末もへったくれもなく仕事、仕事、仕事。洗濯はトイレに行ったついで、カレシのシャツのアイロンかけは夜中の2時過ぎ、食材は週に1度まとめ買いしては夜中過ぎまでかかって冷凍しておく肉や魚を処理したりで、唯一の息抜きはランチの時間に『刑事コロンボ』や『探偵レミントン・スティール』の再放送を見ること。

まあ、ワタシは自分が実行したことについては良くても悪くても後悔しないたちなので、俗に言う「たられば」的な懐古趣味もないんだけど、今になって考えると、ワタシっていったい何やってたんだろうと思ってしまうな。営業もやらないのにどさどさ入ってくる仕事とねじり鉢巻で格闘していたこと以外に思い出せることがほとんどないんだもの。もちろんあの気ちがいじみた時代があったからこそ悠々自適に暮らせる今があるんだけと、こうやって70歳を過ぎてやっと手にしたリタイア生活を中断して仕事に戻ってみると、やっぱりあれは狂気の沙汰だったなあという気がする。いや、今も狂気の沙汰なのかもしれない。カレシとの旅行を存分に楽しもうとしていた矢先のコロナ騒ぎで、どこへも行けなくなってくさっていたときに元のお得意さんからの「仕事してみない?」というあまぁ~い囁きによろめいちゃったんだもの。

でも、底なしの「知りたがり屋」に生まれついたらしいワタシには、仕事はやっぱりおもしろい。エンジンのかかりが少々悪くなっていても、始めるとおもしろくなるし、資料探しでいろんな発見があるとますますおもしろくなって、俄然元気になってしまうから、もうこれは病膏肓に入っちゃってる感じ。そういうキャリアにめぐり合えたのは神さまの思し召しだったのかもしれないな。感謝祭にかこつけて、神さま、ありがとね。