リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ねずみも人間もあちこち移動すれば出会いがあるわけで

2020年10月06日 | 日々の風の吹くまま
10月5日(月曜日)。☁(霧)☁☀。しぃ~ずかぁ~なぁしぃ~ずかなぁ~げぇ~つよぉ~び。ずっとずっと昔に学校で歌った童謡だけど、いつも歌いながら「さと」ってなぁに?「おせど」ってなぁに?「いろりばた」ってなぁに?「なきなきよがも」ってなぁに?小学校時代の文部省唱歌とか教科書に出て来た風物は見たことも聞いたこともないものがたっくさんあって、今考えたら疑問符だらけだった。テレビ放送が北海道の東の果てまで届いていなかった時代の話だけど、大人が「内地」と呼んでいた津軽海峡の向こうの日本は、あの頃の子供にとっては異国も同然だったのかもしれない。

それにしても、1週間の活動が始まる月曜日だというのにほんっとに静か。これもコロナによる異変なのかな。土曜日の午後遅くにバンクーバーに向かっていて、週日のラッシュアワーよりも交通量が多いのでちょっとびっくり。週日は在宅勤務している人たちがまだ多いせいで通勤ラッシュは緩和されたけど、その人たちが1週間のおこもりにあきあきして、週末になるとそれっと外へ息抜きに出かけるために道路が混むんだろうな。ねずみや害虫の駆除を専門とする大手会社によると、繁華街やビジネス街でのコロナによる飲食店やオフィスの休業で餌が激減したために、在宅勤務や「おうちごはん」が増えて廃棄される食品が増えた住宅地に進出するねずみが急増しているそうな。まあ、ねずみは船が沈没する前にさっさと逃げると言うから、ねずみが来るってことはある意味でそこは安全ってことなのかもしれない。喜べない現象ではあるけどね。

コロナに感染したトランプ大統領はどうやら重症化を免れて回復中らしい。ドイツの著名な研究機関マックスプランク研究所の研究者たちが、ヨーロッパでは6万年前にネアンデルタール人からもらったある遺伝子多様体を持っている人は重症化して人工呼吸を必要とするリスクが3倍高くなるという分析結果を発表したという話。現生人類で第3染色体にあるこの多様体を持っているのは、ヨーロッパ人16%に対して、南アジア(インド)とバングラデシュは50%、63%という高い率で、アフリカと東アジアにはほとんどないらしい。ちなみに日本人はユーラシアの西部にいたネアンデルタール人と東部にいたデニソワ人の両方の遺伝子を持っているそうな。

ワタシ自身は縄文人の遺伝子がかなり濃いみたいだけど、ネアンデルタール人やデニソワ人のだけじゃなくて、ジャワ原人のもケルト人のもゴール人のもスラブ人のもアフリカ人のもアメリカ先住民のも、とにかくこの地球上の人類みぃ~んなの遺伝子のかけらを持っているという気がするな。だって、アフリカを出てからの人類は西へ東へと広がったわけで、そのときに移動する群れとは逆方向に行ったへそ曲がりもいたはず。で、移動すれば必然的にどこかで男女の出会いがあって、結果として遺伝子が混じり合ったわけで、何万年もそれをやっていて「100%純粋な○○人」なんて残っているわきゃないだろと思うけどね。そろそろみんな「地球人!」ってことでいいんじゃないかな。