リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

時計が1個の人と何個もある人

2014年07月27日 | 日々の風の吹くまま
バゲット作りが終わったら、次は夕食のおひょうをどう調理するか考える番。ワタシの料理
はその辺にある材料を用途以外に使ってみる場当たり的な「アバウト」型。まず、ハラペー
ニョ入りのバゲットチップスの屑と粉末タコスミックスを混ぜて、チョッパーにかけて魚用の
パン粉を作り、トルティグリオーニを茹でて、タコスソースとチェダーチーズ、クリーム少々、
刻みねぎを混ぜてみたら、さしずめメキシコ風マカロニ(パスタ)&チーズ。魚はフライパン
焼きにして、蒸したズッキーニを添えたら、あはっ、「なんちゃらメキシコ風」。Ole!

小町横丁でやっている「3時10分前って、何時何分?」という議論がおもしろい。同僚の子
供が「3時10分前集合だから3時8分くらいに行けばいい」と言ったという話を聞いて、高校
生の子供に聞いてみたらみごとに同じ答。高校生にもなって国語力が・・・。ほんとに国語力
の低下が問題なのかあ。たしかに、ワタシは「3時10分前」と聞けば即座に「2時50分」と
思うけど、それは時計の文字盤の「3時」のイメージがあって、その10分前と理解するから
だと思う。だって、アナログ時計には1から12までの「ポイント」しかないんだもの。

片やデジタル時計で育った若い世代は、「3時10分前」と聞けばまずは「3:10」のイメージ
が浮かんで、それより前と理解するんじゃないかな。まあ厳密には「3時の10分前(=2時
50分)」とも「3時10分の前(=3時10分よりも前のある時刻)」とも解釈できるからややこ
しいんであって、アナログ時代には「3時の10分前」を意味する慣用表現として通用してき
たのが、デジタル時代になって意味が変わって来たというところだろうな。アナログ世代とデ
ジタル世代では時計の「基準点」からして違うしね。

まさにアナログ世代とデジタル世代の思考パターンの違いをはっきり浮き立たせたトピック
だと思う。英語には「時計を1個持っている人は何時かわかるが、2個持っている人は何時
なのかまったくわからない」という格言があるけど、ワタシのPCと、タブレット、デジタル時計、
カレシの頭の上のアナログ時計はどれもてんでに違う時刻を示していて、数分の開きがあ
る。アナログ人間としては「何時何分」でさほど不便はないんだけど、きっかり「何時何分」
のデジタル人間は「いったい何時なんだ?」とイライラしてしまうかもしれないな。

ぐうたらな日曜日の昼下がり

2014年07月27日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。夏が戻って来たようで、午後1時前にもう20度。処方薬をやめたらまずはうつっぽ
さが抜けて何となく気分的に軽くなった感じ。プラセボ効果かもしれなくても、もやもや気分
よりはずっといい。仕事も入っていないことだし、ご隠居さんモード全開。カレシのリクエスト
で久しぶりにバゲットを焼くことにした。

     
ブレッドマシン(ホームベーカリー?)で生地を作って、ちょっと寝かせて落ち着かせたら準
備完了。木製のめん棒は両端が絶妙なカーブで細くなっていて、手になじんで自在に生地
を伸ばせるので気に入っている優れもの。バゲット用の天板は小さな穴が無数に空いてい
て、全体がカリッと焼ける。

     
3つに切った生地をひとつずつ伸ばして巻いて、今日はうまく同じサイズになった。切れ目を
入れて、ラップをかけて30分くらい寝かせておく。焼くときはオーブンの下のラックにお湯を
張ったトレイを置く。

     
Voilà !バゲット3本、できあがり。ラックに並べて冷ましていると、ときどきピチッ、ピチッと
いう音がかすかに聞こえる。今夜はタペナードを載せて食べようか・・・。

     
バゲットを焼いている間に、ついでに極楽とんぼ亭特製のめんま。筍の水煮をスライスして、
一味唐辛子を振り込んで、しょうゆ味に煮てからごま油に漬け込むだけ。ぐうたら奥さんな
らではのついでにやっちゃえクッキング・・・。