リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ブルーベリーの季節だ!

2014年07月05日 | 日々の風の吹くまま
ブルーベリーだっ!きのうモールの青果屋に行って、「地物のブルーベリー入荷!」と言う
看板を見たとたんに駆け出しそうになったワタシ。「走らなくてもなくならない」とカレシに言
われて、あ、そうかと思ったけど、それくらい毎年今ごろ楽しみにしているのがブルーベリー。
甘すぎず、酸っぱすぎず、水っぽすぎず。朝食のシリアルにごろごろ入れて、舌が青紫に染
まるくらい食べたいのが郊外の農場で育ったブルーベリー。あんまりうれしかったもので、
容器ひとつをそっくり買ってしまった↓(レシートを見たら、1キロ400円で、2.5キロ!)

     

ブルーベリーの季節は短いから、食べられるうちに食べられるだけ食べておきなきゃ、と食
い気丸出しのワタシ。おいしいものはおいしいの。食べられる季節が限られたおいしいもの
はもっとおいしいの。春だけ新鮮なものを食べられる「fiddlehead(こごみ)」もそう。青果屋
にまだあったのがうれしくて2パック買ってしまったけど、もう7月だから、たぶんこれで今年
最後。きっちりと丸まった渦巻きをひたすら蒸して、濃い青緑の色が穏やかな草色になった
のをそのまま食べる。大地の味がする。塩も醤油も、なあんにもいらない。食べられるとき
に食べられるだけ食べて、また来年ね、と過ぎる季節を見送るのは生きている幸せ・・・。

おいしいものって、あんがいそういう「季節」という縛りがあるから格別においしいんだと思う。
毎日食べていたら何だってそのうちにおいしさ度が低下して来る。経済学的に言うなら「収
益逓減」というところかな。いつでもあたりまえにあるようになると、ありがた味も関心もどん
どん薄れて行くから、人間てのはしょうがないもんだと、ぷちぷちのブルーベリーをつまみな
がら思う。

ブルーベリーに限らず、イチゴもラズベリーもアスパラガスもとうもろこしも、今は年がら年中
「アメリカ産」、「メキシコ産」のものがスーパーにある。たぶんいつでもそこにあるから「(今)
食べたい」という気持が萎えてしまうんだろうな。春が来れば、ひたすら地物のベリーが熟
れる季節を待つ。こごみが登場すれば春。イチゴが初夏の、ブルーベリーが夏の到来を告
げ、シャンテレルきのこが秋を告げ、クランベリーが感謝祭の到来を告げる。食いしん坊の
ワタシはやっぱり食べもので季節の移り変わりを知るみたい。