リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

フリーランス稼業はつらいよ

2014年07月16日 | 日々の風の吹くまま
今日は掃除の日。いつもより早い11時半に来ると言うことだったので、目覚ましを30分進
めて早起き。ところが、予定の時間になっても現れないもので、カレシは「11時半に来ると
言ったのに」とむくれ気味。正午を回って現れた2人、道路工事の渋滞に引っかかるし、銀
行で客とテラーが延々と旅行の話をしていて窓口が空かないし、と。「この次は早起きして
やらないよ」とカレシ。「いいわよ」とシーラ。でも、いつもより30分早いだけじゃ、早起きのう
ちには入らないよね。

仕事がない日はワタシの「週末」。最近は週末の方が多くなって、半隠居にも慣れて来た感
じ。怠惰になる癖をつけないようにしたいけど、こっちはどうもまだだな。協会のフォーラムを
見ていたら、翻訳会社のトライアルに受からなくて「もうだめなのか」と落ち込んでいる同業
者がいる。親を介護しながら仕事をしたい、と。20年前は育児の合間にという人が多かっ
たけど、ここにも高齢化の影が忍び寄っていると言う感じ。でも、認知症の高齢者は赤ん坊
よりも目を放せないから、介護しながらの仕事で生計を立てるの容易じゃなさそう。

フリーの翻訳者は翻訳会社に「登録」するのが最近の常識?で、登録するためにはまずト
ライアルという流れらしい。フリーになって25年目だけど、ワタシがトライアルを受けたのは
アメリカの会社1社だけ。日本の会社はこっちから応募したことすらない。アメリカの会社の
場合は向こうから声をかけて来て、無料トライアルはお断りのところ、法律関係専門なので
例外としてOKしたら、えらくややこしい契約書の抜粋を送って来た。TOEICの試験か何か
のつもりでやったら評価は「A」だったので、自分の力を計る意味で価値があった。

でも、トライアルに合格したらすぐ仕事をもらえるわけではなくて、実績を作ってランクを上げ
なければならない。ところが翻訳会社が実際に使うのは登録者50人に1人かそれ以下の
割合だそうで、これでは実績作りも難しい。いつの間にかずいぶん敷居が高くなっている感
じがするけど、トライアルが正しく評価されるなら職業にとっては良いことだと思う。あるベテ
ランは翻訳会社が求めるのは即戦力で、トライアルは学歴重視主義を排した良い制度と言
えると書いていた。つまり、フリーランス稼業は東大卒も高卒も関係なく自力で生き残るしか
ないビジネスなんだけど、実力が底をついたら、そこでおしまいだなあ・・・。