リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

これぞ究極のおしえてちゃん

2014年07月01日 | 日々の風の吹くまま
夏だ!午後3時に(日陰で)25度。7月1日(カナダデイ)は気分的に「夏解禁」の日なんだ
けど、いきなりってのは・・・。ま、今日から1年の後半。今年は走馬灯のごとく過ぎた前半で
仕事も遊びも1年分をやってしまったような感じ。後は黙っていても暮らせるだけの年金が
入って来るんだし、coasting、つまり漫然と惰力走行で行くか。こういうのが理想のシニア暮
らしなのかな。人間、ヒマすぎるとロクなことがないと言うけど、かの賢人キケロはotium
cum dignitate(価値ある閑暇)と言ってるし・・・。

小町横丁で盛り上がったトピック『通訳さんが教えてくれない』には苦笑したり、呆れたり。外
資系の「バイリンガルセクレタリー」という投稿主、勉強に余念がない同僚の社内通訳さん
に弟子入り?を乞うも、追い抜かれるのを懸念してか断られた。TOEIC720点だけど、通
訳学校に行けば英語強化クラスに入れられるし、会話が苦手で上司と話すのに通訳が必
要。なるべく早く通訳になりたいので、こうしたら、こう言ったら通訳さんが「通訳の業」を教
えてくれるか教えてくれ、と。あはっ、究極の「おせぇてちゃん」だ。

そもそも通訳なしで上司と話せないんじゃ「バイリンガル」とは言えないなあ。TOEICのスコ
アなんか通訳・翻訳の資質にはあまり関係ないし。おまけに自分は30代前半(地味な通訳
さんより若い)でルックスも華やかで雑誌から出てきたような服装をしているとか、新聞の内
容がわからないし時事には興味がないからビジネス通訳をやりたいとか言っている時点で
アウトだな。通訳科に入ったときに初っ端で言われたっけ。「浅くても広く、百科事典並みの
知識を持つことが必須」と。好奇心満々の「ナニコレちゃん」でなければ、どんな話題が飛び
出すかわからない場面でまともに通訳できるわけがないの。

どうやら投稿主は派遣法の改正でセクレタリーのままでは危ないと感じて焦っているらしい
けど、生まれつきバイリンガル環境で育った人でも通訳になれるとは限らないのに、プロに
手っ取り早くコツやノウハウを伝授してもらえばオッケーという思考ではまず見込みはない
な。しかも、高校時代に1ヵ月海外ホームステイの経験がある自分に比べて、海外経験ゼロ
の通訳さんは「純ジャパ」で、嫉妬されていると妄想する、その神経。これで御年34歳って、
ちょっと気の毒に思えて来たけど、何がどこでどうなったらこういう精神的デフレ人間ができ
るんだろう・・・?