リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

スパゲッティ改めパスタ

2014年07月26日 | 日々の風の吹くまま
気温が上がって来て、週明けには、30度までは行かないけどもかなり暑くなるらしい。今日
は久しぶりにベーコンポテトと目玉焼きで朝食。本当の豚のベーコン、小さなさいころにした
じゃがいも1個、スライスしたマッシュルームを一緒に炒めて、浜辺の焚き火を思わせる燻
製塩で味付け。目玉焼きはカレシの担当。ワタシの焼き方ではダメなんだそうな。手間が省
けて助かるからいいけど。

トラックでリサイクルする紙類を市のデポまで持って行った後はのんびり。小町横丁にパス
タが好きな友だちをラザーニャ専門の人気レストランに連れて行ったら「ありえない」と怒っ
てしまって、おいしい店だったのにどうして怒ったのかわからないというトピックがあった。ど
うやら昔「スパゲッティ」と呼んでいたものを、今の日本語では「パスタ」と呼ぶらしい。つまり、
友だちが熱く期待していたのはスパゲッティかそれに類する長い「麺」であって、ラザーニャ
はパスタではないということか。それをイタリア人に教えてあげたら、さぞかしびっくりするだ
ろうな。でも、日本ではそうなんだから、「パスタ」はカタカナ日本語か。

スパゲッティもリングィーネもカペリーニもフェトゥチーネもマカロニもペンネもファルファーレ
もオレッキエッテもラザーニャも、みんな数百種類もある「パスタ」の一種なんだけど、総称
をある特定種類の固有名称にして、それ以外は違うものだと思い込んでしまうところは何と
も日本的。たぶん、どっかの女性雑誌がスパゲッティは昭和っぽくてダサいけど、パスタと
言えば「おっされぇで、Oh, soふぁぁっしょなぶる」と喧伝したんだろうな。ということは、あの
ケチャップ味の「スパゲッティナポリタン」は「パスタナポリタン」と言わなきゃダメかな。でも、
ナポリっ子に聞いても知らないだろうから、あれこそまさに元祖「和風スパゲッティ(元い、パ
スタ)」。じゃあ「本格的」ナポリタンは普通のナポリタンとはどう違うのかな。

そのうち国語辞典に「スパゲッティとは日本のパスタの古い呼び名である」と載るかもしれな
いな。ラザーニャ(lasagna)は「ラザニア」と言わないと日本では通じないかな。マカロニ&
チーズは・・・あっ、これはアメリカやカナダの格安家庭料理で、通称「マック&チーズ」。ワタ
シも新婚の貧乏時代にクラフトのインスタント品を買って来て作ったっけ。もう30年くらい食
べてないなあ。若かりし頃のなつかしい味・・・。