リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

勝手に育って大豊作のかぶ

2014年07月17日 | 日々の風の吹くまま
気温は22度でやっと平年並み。でも、州内の森林火災は130ヵ所以上に増えて、すでに
数千ヘクタールを焼き尽くしたところや、市街地に迫って何千人もの住民に避難命令が出
たところもある。何しろBC州には総面積5500万ヘクタールもの森林があって、夏は乾燥
しているしで、あっという間に燃え広がってしまう。ほとんどが人里離れているので、ヘリコ
プターやWater bomberという古い大型飛行機を改造した消防飛行艇で空からの消火作
業。飛行艇は湖などの表面を滑走して機体に取り込んだ大量の水を燃え上がる炎めがけ
てどば~っとぶっかける、その名の通りの「水の爆撃機」。見ていると豪快だけど、やっぱり
出番がないに越したことはないな。

暑さ疲れなのか眠たそうなカレシを英語教室に送り出したら、冷蔵庫にぎっしりになった大
量のカブの葉っぱの処理。カレシが先月から収穫を始めた白カブ。ご当人は植えた記憶が
ぜんぜんないんだそうだけど、10個ぐらい食べて、まだ20個くらい残っている。カブそのも
のは小粒なんだけど、葉っぱは一人前に茂ったから、30個分となるとひと抱えの量になる。
そのまま堆肥にしてしまうのはもったいないと、ググッて見つけた簡単に作れる「常備菜」の
レシピを試してみることにした。

でも、すごい量の葉っぱをざくざくと切ったのはいいけど、一番大きなフライパンでも小さす
ぎて調理しきれない。どうしようかとしばし途方にくれて、電球がポッ。大きいからあまり使わ
なくなった電気中華なべを持ち出して来て、かなりの量のごま油を使ってひとまとめに炒め
た。だけど、味つけにレシピの調味料をかなり大まかに入れて、水気を飛ばしてできあがっ
てみたら、なんと3カップ弱の容器に収まってしまう量。あれだけの葉っぱを大汗をかきなが
らせっせと炒めて、たったのこれだけ・・・?

でも、これがカブの葉のほろ苦さが残る、なかなか乙な味なもので、教室から帰って来たカ
レシもキッチンを通るたびに「Good、good」とつまみ食い。口をもぐもぐさせながら庭に出て
行ったカレシが「今日の収穫だよ」と言って持ち込んできたのは、ひと束のカブ!ええ~っ?
やっと葉っぱの処理が済んだってのに、わさわさと茂った葉の下にころころとした小さなカブ
が12個。まあ、今度はピクルス大好きのカレシのために、浅漬けのレシピでも探してみる
かな。だけど、こ~んなに豊作なのに、ほんっとに、ほんっとに植えた覚えがないの・・・?