リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

痒くないところまで掻いてくれて

2014年07月02日 | 日々の風の吹くまま
薬の効果が出て来たのか、ゆうべは咳き込んで目が覚めたのが1度きり。胸焼けもまったく
なくなった。まだ4日だから、ほんとに治療の効果かどうかはわからないけど、体中の関節
が分解しそうな咳をせずに眠れるのはうれしい。風邪の方もほぼ終焉の気配だし、捻挫し
た手首も90%回復したし。惰力走行なんていい気になっていたら、帰国後の初仕事が飛び
込んで来たけど、ま、これも余裕でやっつけたし・・・。

例の究極のおしえてちゃん、通訳さんから「譲歩」を引き出したのはいいけど、教える条件
がおしえてちゃんがやりたがらない「自主学習」。(この通訳さんは頭がいいな。)案の定、
実演でコツを教えてもらうつもりだったおしえてちゃんは、最初の宿題を見てもう「してくれな
くもいいかな」。もらった時事用語の辞書を見て、「役に立たなさそうな単語ばかり」。1回目
の授業をやる前からもう「断ろうかと考え中」で、「どうすればいいでしょうか?」 いやはや、
ここまで来たらもう・・・。

カレシにこの話をしたら、「そんなもんだよ」。スカイプ経由で「英語おしえて」リクエストが毎
日10件も20件も来るけど、目的や何を期待するかをエッセイに書いて送れと言うと、95%
はそれっきり(一番数の多い日本人は全滅とか)。回答して来た5%も、教材と宿題を出すと
ほとんどが沈黙。ごくたまに食いついて来る人がいても、数回のレッスンであれこれ理由を
つけて休むようになって、カレシの方で打ち切り。だって、「無報酬でやってるんだから、真
剣な態度でやらないやつはこっちからお断りさ。オレの時間と労力をムダにすんなっての」。

どこにでもいるもんだよね、こういう他力本願のおしえてちゃん。ただ口を開けていれば餌が
入って来るのがあたりまえと思っているらしい。マニュアル思考とでも言うのか、自分で努力
しなくても、ネイティブの先生がいれば自然に英語を覚える。(プロに実演してコツを教えて
もらえば自分もすぐ通訳できる。)日本だったら、どこへ行ってもあれこれ痒くないところまで
掻いてくれるようなお世話(ワタシには大きなお世話だけど)をしてくれるから、自分で考え
ない人が増えたのかもしれない。はて、誰だって楽な方がいいけど、考えなくてもいいのが
あたりまえになったら、逆にストレスになってしまわないのかな。