京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ダシマキ

2005年12月16日 09時20分22秒 | 


そろそろお正月の準備がはじまりましたね。せわしないことやね。
お正月と言えば「だし巻き」。子供はだし巻きが大好き。
出汁巻きをつくる時は、出汁巻き用の四角いフライパンみたいなもので焼きますね。
あの焼き方が京都では、手前から向こうに向かって巻いていくのです。
京都以外のところでは、向こうから手前に巻いていきます。なぜかよくわかりません。
年末に錦市場へ行った時、卵焼き屋さんの奥で焼いたはるので、見てみると面白いですよ。



京都人が関東方面に行ってびっくりするのがこの卵焼き。甘い!(@_@)
京都の出汁巻きのつもりでパクリとやると歯が融けそうに甘い。
これはショックですよ。伊達巻きというやつも同じ。
あれはお菓子なんやろか。デザートなんやろかと京都人は悩むのです。
関東のお寿司屋さんの厚焼き卵もそうやね。
一度京都の人をお招きするような時に出して見て反応を見ると面白いかも。
でも京都人はしつこう覚えているので、京都に来た時に思いっきりイケズされるかも。
オオコワ。

※写真は、先日の食べた「だし巻き定食」形は不細工やけど美味しいかった。
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粟餅

2005年12月15日 08時19分33秒 | 


昨日の北野天満宮に行った時に、向かいをほんの少し西に歩くと「粟餅所澤屋」さんがあります。
ここは、昔(江戸時代のはじめですって)からあるお店。
中に入るとクラシックなたたずまい。







メニューは粟餅だけ。間違っても「コーヒー」なんて注文をしてはいけませんよ。
粟餅は、このセットなんです。
こし餡ときな粉。中身は粟餅。注文をきいてからつくります。
フワッと口の中で粟餅がとけていきます。これは、作り立てが一番。
持ち帰りもできるけど固くなります。
北野さんにお詣りに行ったらぜひ寄って見てください。
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大福梅

2005年12月14日 08時50分40秒 | 風景
年の瀬という感じがしてきましたね。そろそろお正月の準備せんとあかんね。
昨日は、祇園で「事始め」の行事が行われていました。お正月の準備をし始めるということなんですって。
京都では、あまりクリスマスの感じはないですね。四条河原町あたりに行くとクリスマスなんですが。
京都の街にはクリスマスは似合わないかも。



さて、昨日13日に北野天満宮に大福梅をもらいに行きました。





この梅は天満宮の梅園で咲いていた梅の実なんです。





それを夏の炎天下に干して、漬け込んだ梅なんです。





大福梅は、北野天満宮で採れた梅を梅干に加工したものなんです。
入っている葉っぱは「裏白」です。
一般的に売っている大福茶には、結び昆布で代用していますね。

それを正月の元旦の朝早く祝儀としてお茶の中に入れて飲むとその年の疫病や邪気を祓い、
長寿幸福を得るといういうものです。
京都では、昔から行われているのです。
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友禅と西陣織

2005年12月13日 17時25分16秒 | モノ


違いがわかりますか?
友禅は白生地にデザインをプリントしたもの。
白生地の産地は、丹後とか近江の長浜でつくっていた。
西陣織は、糸を先に染めて模様を織り出した織物。

私の小さい頃の鴨川では、「友禅流し」を実際にやってはるのを見れた。
とってもきれいな風景でした。でも川の水は汚かった。
でもその頃、鴨川で魚を捕り、たき火をして食べたな。

1971年に水質汚濁防止法によって姿を消しました。
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千枚漬

2005年12月12日 08時12分31秒 | 


そろそろおつけもん屋さんの表に、大きい聖護院かぶらがどんと積み上げられると、初冬になります。
最近は、だんだん漬け込みが早くなってきたけど、かぶらが本当に美味しいのは、
比叡おそしが吹いて来るこれからが美味しい。霜が降りると、かぶらが甘くなるそうです。



聖護院かぶらというけど、いまはもう聖護院あたりにいっても畑なんかあらへん。
いまは、丹波や亀岡あたりで作られていると思う。ひょっとして海外も・・・・。
この千枚漬は、買ってきて食べるタイミングが難しい。
ちょっと置いておくと酸っぱくなってくるし、色も悪くなる。
千枚漬は、おつけもん屋さんでかなり味が違うんですよ。
そやから京都人は自分で確かめてご贔屓のお店というのがあります。
人が美味しいと言ったら美味しいとはかぎらへん。
京都に来られたら二、三軒のお店で千枚漬を買って家で食べくらべをしてみてはいかがでしょう。
京都の奥の深さがわかります。
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上ル下ル東入ル西入ル(続き)

2005年12月11日 06時17分32秒 | 京ことば


この「上ル、下ル」とは、御所を起点としている。御所の紫宸殿は南に向いている。
中国の宮殿の作り方「君子南面す」からきているのだそうです。
紫宸殿に向かっていくこと、つまり北へ行くことを「上ル」、反対に紫宸殿に背を向けていくことを「下ル」ということになる。
だから紫宸殿が南に向いていて、左にあるのが左京、右が右京となる。
送り火の大文字の小さい方の「大」を「左大文字」。
大きい方は「右大文字」とは言わない。ただの「大文字」理由はよくわかりません。
江戸時代は、京都に来るのを「上(あが)る」といった。
逆に東京に行くのを「下(さが)る」と言った。
また違う言い方は、京都に行くのを「上洛する」といった。
「こんど(今度)○○さんはいつ上洛しやはるの?」という風に使う。
明治になって天皇さんが東京にお出かけになっているので、東京へ行くのを「上る」。
東京から来るのを「下る」というようになった。
京都人は、いつ天皇さんが京都に帰ってくるかと待っている。
これは本当ですよ。
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クリームみつ豆

2005年12月10日 09時14分18秒 | 


12月のこの時期は、空気が乾燥したり、ヒーターを入れ始めたりで、ノドの調子が悪い時期ですね。
こんな時期は、甘いものを食べたくなります。
写真は、イノダコーヒーで食べた「クリームみつ豆」です。
のど越しがいい、アイスクリームと黒砂糖を使ったみつ豆は、のどの通りをよくしてくれそう。
このイノダのアイスクリームは、一度食べたら病みつきになる味なんです。
手作りの懐かしい風味なんです。イノダはコーヒーも美味しいのですが、こういうサイドメニュー類も豊富。
お腹が少し空いていたら、小さなロールパンにエビカツを挟んだものとか、ざまざまなメニューがいっぱい。
ケーキもお勧めなんです。だからいつも人がいっぱい。
京都に観光で疲れた時に休憩するのに最適ですよ。
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上ル下ル東入ル西入ル

2005年12月09日 06時13分07秒 | 京ことば


京都の街は、碁盤の目状に道路がなっている。
それと東に東山、北方面は、北山や比叡山。西は西山、南は五重の塔や京都タワーが見える。
だから迷子になりにくい。これが金沢あたりの街になると戸惑ってしまう。
きっと戦国時代にそうしたのかな。わかりにくくしてある。
東京は、山が見えへんし、どこにいるのか京都人はわからなくなる。
神戸の町は山と海で大体わかる。大阪もわかりにくい。それに地下街が発達していて、地下と地上の関係がようわからん。
京都の街では、上(あが)ル、下(さが)ル、東入ル、西入ルがわかれば、いまどこにいるのかがすぐにわかる。
京都市内は、標高差が結構ある。
上賀茂神社あたりで大体80メートル、御所近辺で50メートル、四条河原町で35メートル、東寺近辺で20メートル。
ずっと坂やね。この間、千本通をサッカーボールがコロコロ転がっていくのを見た。
きっとずっと転がっていくんやろな……。
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にしんそば

2005年12月08日 08時01分46秒 | 


先週の週末、子供が全部外出していたので、夫婦でランチに行きました。久しぶり。
おそばを食べようということになり、南座の隣の「松葉」へ。
ここの「にしんそば」は有名なんです。お店に入ると食べるところは2階か地下になります。
2階が空いていたので2階へ。
ちょうど見晴らしのいいところに座る。ラッキー。

私は「にしんそば」女房は「天ぷらそば」を頼む。私はシャケご飯付にしてもらう。
「にしんそば」が来ました。



ここのにしんは、ここで炊いています。身がふっくらとうまく炊けています。
そばのお布団にきもちよさそうに寝ています。



ネギも好みで入れるようになっています。
いただきます!



女房の「天ぷらそば」がやって来ました。
天ぷらが別になっています。この方が親切かもしれませんね。上にのせてもいいし、別に食べてもいい。
外は、そろそろ師走の雰囲気がしてきていました。なんかせわしないな・・・・・。
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寒い季節に温かいコーヒー

2005年12月07日 07時40分52秒 | 


昨日は、イノダコーヒーに行ってました。イノダコーヒーは、京都で有名なお店。
味にうるさい京都人から指示されております。堺町の本店はクラシックなたたずまいです。
創業は1940年だそうです。コーヒーポットのマークが懐かしい。
昔は、ポットで出前をしてくれたのだそうです。
ここのコーヒーはミルクと砂糖をあらかじめ入れて持ってくることです。
これははじめて行くとびっくりします。お店がベストコンディションで飲んでもらうためなんでしょう。
分厚いカップに入れて運ばれてきます。コーヒーの温度も最適な状態が保たれています。
最近スターバックなどの新しい形が多い中、頑固にスタイルを守っています。私はその姿勢が好きです。
もっともコーヒーを頼む時は、ミルクと砂糖を別にしてもらいますが。それは私のスタイルなんですから仕方がない。
ここで出しているケーキも好感がもてます。フランス系のケーキが多い中、ドイツ菓子を守っています。
ソースや飾りでごまかなさい、重厚な口当たりのケーキはお勧めです。
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大根だき

2005年12月06日 08時01分41秒 | その他


今週の12月9日と8日は、了徳寺で大根だきがあります。
お寺の案内によると、建長5年(1252)に親鸞聖人が法然上人をたずねて鳴滝の地に来られたときに、里人がおだい(大根)を炊いて差し上げたのがはじまりのようです。
当日、境内で大根だきの接待があります。これも京都の年の瀬の風物詩ですね。
北野天満宮の東の千本釈迦堂でも大根だきがあります。12月7日と8日のようです。
大根だきは、中風のまじないと厄除けの意味があるそうです。



※中風(ちゅうぶう・ちゅうぶ)というのはよくわかりませんね。いまでいうと脳出血後に残る麻痺状態をいうのだそうです。古くは、風邪をの一症状でもあるようです。
※写真はわが家の大根だき
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甘酒

2005年12月05日 09時21分43秒 | 


ここ数日、京都も寒くなりました。そやそうですよね。12月ですから。
土曜日に清水寺に行った帰りに、文の助茶屋にいきました。



昔は、高台寺の中にあったけど、ここに来ていたようです。
それから来ていないしかなり前のお引っ越しだったのでしょう。
この辺りまで来た時にガス欠になってきたので、入ったのです。
私ひとりの貸し切り状態。



目的はワラビ餅じゃなくて、甘酒。
温かい甘酒がお腹に収まるとほかほかしていい気持ちになりました。
アルコール分はたぶんないでしょうが、とても満足しました。

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今年最後の紅葉(続き)

2005年12月04日 08時42分14秒 | 風景
今日も昨日掲載した、12月2日に駆け足で行った真如堂の紅葉の写真を掲載します。
今年、紅葉を見れなかった人はお楽しみください。
今年の紅葉は天候の関係で、そろって紅くなりませんでした。
くすんできたないという印象ですが、こうやって見るとそうでもないかもね。
昨日は、清水寺にも行きました。今年の紅葉はバラつきがありますね。






















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今年最後の紅葉

2005年12月03日 08時48分57秒 | 風景


今日と明日、昨日(12月2日)に駆け足で行った真如堂の紅葉の写真を掲載しておきます。
今年、紅葉を見れなかった人はお楽しみください。
今年の紅葉は天候の関係で、そろって紅くなりませんでした。
くすんできたないという印象ですが、こうやって見るとそうでもないかもね。
















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上ル下ル東入ル西入ル

2005年12月02日 06時03分41秒 | その他


京都の街は、碁盤の目状に道路がなっている。
それと東に東山、北方面は、北山や比叡山。
西は西山、南は五重の塔や京都タワーが見える。
だから迷子になりにくい。これが金沢あたりの街になると戸惑ってしまう。
きっと戦国時代にそうしたのかな。わかりにくくしてある。

東京は、山が見えへんし、どこにいるのか京都人はわからなくなる。
神戸の町は山と海で大体わかる。大阪もわかりにくい。
それに地下街が発達していて、地下と地上の関係がようわからん。

京都の街では、上(あが)ル、下(さが)ル、東入ル、西入ルがわかれば、いまどこにいるのかがすぐにわかる。
京都市内は、標高差が結構ある。
上賀茂神社あたりで大体80メートル、御所近辺で50メートル、四条河原町で35メートル、東寺近辺で20メートル。
ずっと坂やね。この間、千本通をサッカーボールがコロコロ転がっていくのを見た。
きっとずっと転がっていくんやろな……。明日へ続く。
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