京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

上ル下ル東入ル西入ル

2005年12月09日 06時13分07秒 | 京ことば


京都の街は、碁盤の目状に道路がなっている。
それと東に東山、北方面は、北山や比叡山。西は西山、南は五重の塔や京都タワーが見える。
だから迷子になりにくい。これが金沢あたりの街になると戸惑ってしまう。
きっと戦国時代にそうしたのかな。わかりにくくしてある。
東京は、山が見えへんし、どこにいるのか京都人はわからなくなる。
神戸の町は山と海で大体わかる。大阪もわかりにくい。それに地下街が発達していて、地下と地上の関係がようわからん。
京都の街では、上(あが)ル、下(さが)ル、東入ル、西入ルがわかれば、いまどこにいるのかがすぐにわかる。
京都市内は、標高差が結構ある。
上賀茂神社あたりで大体80メートル、御所近辺で50メートル、四条河原町で35メートル、東寺近辺で20メートル。
ずっと坂やね。この間、千本通をサッカーボールがコロコロ転がっていくのを見た。
きっとずっと転がっていくんやろな……。
コメント
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