京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

「はなくそ」を求めて

2022年03月15日 05時04分13秒 | 社寺・和菓子

↑泉涌寺仏殿


↑この中に絵があります

本日3月15日は、お釈迦さんが亡くなった日。旧暦2月15日だったらしい。
仏寿八十歳だったそうです。
お布施の食事で中毒だったらしい。托鉢生活では、好き嫌いは言えない。腐りかけていたり、毒キノコを使ったお料理でも食べなければならない。「これちょっと味が変だから食べない」とはいえない辛さです。辛(から)さはインドだからいいだろうけど。


↑泉涌寺「花御供」


↑ここのはシンプル

体調が悪くなり、死期を近づき、沙羅の林の中で弟子達に最後の説法をし、頭を北に、顔を西に向き、亡くなった。
それで旧暦2月15日に、お釈迦さんを追慕する日となった。
この日を涅槃会、常楽会、仏忌などといいます。
日本では、その亡くなった時の大きな絵を飾り、法要をします。


↑ここの大涅槃像って下手に感じた。

その後、皆さんに配られるのが「花供曽(はなくそ)」です。
お釈迦さんの「爪の垢」ならぬ「鼻糞」でもいただき、御偉功をいただくという意味らしい。
ものは、お正月に供えた鏡餅をでアラレをなんです。昔から涅槃会に当堂が参拝者に授与しているものである。いまは、500円ぐらいで売っています。
これを食べると1年間無病息災になるらしい。つまりワクチンなんか接種しないくていいということになる?
しらんけど・・・。


↑東福寺「花供御」


↑ここのは、質量共にある。ピーナッツまで入っている。

そういえば京男は、北枕で西を向いて寝ています。
そやからどうや・・・。


↑真如堂「花供曽」


↑ここのは黒糖味。牛乳をかけて食べてもいいらしい。

今回3か寺(泉涌寺・東福寺・真如堂)の「花供曽」を集めてみました。
量が多いのが東福寺、泉涌寺はちょっと貧弱、真如堂のは、黒糖味。
まあ、好みの問題かな。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (すー)
2022-03-15 13:22:32
托鉢生活とは、そんな意味では辛いですね。
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>すーさん、こんばんは (京男)
2022-03-15 18:02:32
布施のモノは拒めないですよね。
返信する
こんばんは (常盤万作)
2022-03-15 18:07:55
そうか、それで趣旨を問わずお金を頂くのだ。
返信する
>常磐万作さん、こんばんは (京男)
2022-03-15 21:36:11
面白いでしょ。いろいろな趣旨でお金が入ってきます。
返信する

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