![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/23/f08150bcd1fa1ee520ad15dd3491b506.jpg)
「端午の節句は女性の節句?」
こういう風に書くと不思議でしょ。
3月3日がひな祭りで女の子。
5月5日が子供の日で男の子。
というのが当たり前と思っているでしょ。
ところが違うというのが結論。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/96/8ce037e22e6b4ebd2597a6de5533cb9f.jpg)
↑千本玉寿軒「五月の空」こなし、黒こし餡
節句は、5回ある。いわゆる「五節句」
・1月7日/人日(じんじつ)
※正月の1日が鶏、2日が狗(犬)、3日を猪(豚)、4日を羊、5日は牛、6日が馬、
7日が人となっている。それぞれに日にその動物を殺さないという風になっている。
なぜかは不明。
・3月3日/上巳(じょうし)
・5月5日/端午(たんご)
・7月7日/七夕(たなばた)
・9月9日/重陽(ちょうよう)
※もちろん各々の節句は旧暦ですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1f/7f52c840a85744e9456aceea6722fe7a.jpg)
↑↓千本玉寿軒「こいのぼり」こなし、こし餡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/34/5ac42f59ce29bb405c369c048249dcf2.jpg)
なぜ、2月、4月、6月がないのかと思われるでしょ。
中国ではじまった陰陽五行説でいうと奇数が「陽」で偶数が「陰」だからなんです。
「陽」の数字の中でも一番が「9」。
だから重陽(9+9)、すなわち「陽」が重なる日が一年で一番大事と考える。
パワースポットならぬ、パワーデーね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/85/04a8800ba9fb05103aa985e1b6e94c71.jpg)
↑↓長久堂「もののふ」外郎、白こし餡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/6e/2c62944a8f04531f5e7d8ca3d3b48c1b.jpg)
↑兜割りの技、榊原鍵吉みたいでしょ。わからんやろな・・・。
この「陽」の日を迎えるにあたって、心身の穢れを祓っておく必要がある。
でないと東洋医学でいう好転反応※の「擾乱(じょうらん)」「瞑眩(めんげん)」がおきてしまう。
この好転反応を昔の人は怖れたんだろうな。この時に鬼や疫病にやられるから。
※好転反応/良くなる前にいったん悪くなったような症状が出ること。
だから天の神さまに、お供えものをし、穢れを祓ってもらう。
ということで「節供」となりました。
「節句」ということは、「節目」の「句切り」ということになり、その日を指している。
・その日を指す場合→「節句」
・お供えをする場合→「節供」
と考えてよいようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/bc/388cca425ed878b64bcca12fef0479aa.jpg)
さて、端午の節句の説明。
旧暦では、午(うま)の月は5月で、この午の月の最初の午の日を節句とした。
「端」は物のはし、つまり「始り」という意味。
日本では、この時期、田植えの前に穢れを祓い身を清める儀式を行う「五月忌み(さつきいみ)」
という風習があり、これが端午と結びついた。
男は戸外に出払い、田植えをする早乙女(さおとめ/田植えをする女性)が家に閉じこもって、
穢れを祓い身を清めたのが始まり。田植えは一番大事な仕事だったのね。
菖蒲やよもぎの香りで家の軒とか護った。菖蒲湯や菖蒲酒もこのためのもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/b7/d76333030de09c2b1894fc2b945ce89e.jpg)
男の子の節句といわれるようになったのは、鎌倉時代以降武士が台頭してからのこと。
粽(ちまき)は、中国戦国時代の楚の愛国詩人屈原の命日に因んだもの。
柏餅に関しては、柏の葉が新芽が出るまで古い葉が落ちないということから
「家系が絶えない」縁起物として広まったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/0e/20b0d505c9abf207acdfc2d756a6e446.jpg)
↑長久堂「柏餅」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/31/1ed81e50af0f65a247be419e583b88b3.jpg)
↑長久堂「柏餅」こしあん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/26/e083588554d0498acee225b8f551bfef.jpg)
↑長久堂「柏餅」みそあん
ここのみそあんの柏餅が一番好きかな。
お餅屋さんやおまん屋さんの柏餅はひと味違う。値段も倍近く違うけど。
最近、チャンと端午の節句をせんようになりましたね。
ゴールデンウィーク云々の方に気をとられて、「憲法」や「端午」を忘れてしまっている。
これが国の乱れになってきているような気もします。
いっぱい穢れた国をしっかり祓わなければいけないのに・・・。
今日は、記事が堅くなってしまった・・・。
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こんな和菓子、そのいわれと共に残したいですね。
3日と同じ和菓子はありません。
柏餅でも数日でつくらなくなります。
川端道喜のちまきなんか今年は、笹が不作ということでつくらないそうです。それもすごい。
日本は西洋かぶれで「7」なのかな・・・
独自の文化を大事にしたいですね。
僕的には末広がりの「8」が好きなんですが(^_^ゞ
おいちょかぶも「9」がいい。
韓国は「4」なんですか。なんでやろ。
「007」とか微妙な数字ね。
穢れ、今日で私のも全部おとしたい(笑)
お店によって味が違うんですよ。
しっかり穢れを祓わないとね。
菖蒲湯に入ったかな・・・。
勝負湯じゃないしね。(笑)
おいしそう~。
もともとはそれぞれに意味があって作られているんですね。
菖蒲やよもぎの香りで家の軒を護ったり、菖蒲湯や菖蒲酒も・・・。
そうそう、神戸へ行ってきましたよ。
行事って調べると面白いですね。
全部意味がある。
いまは、かなり忘れられてしまっていますね。
みなさん、連休で休みの意味なんて考えなくなったかも。
神戸にいったのですか。いいな~。