京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

堂々巡り

2011年08月15日 06時09分00秒 | 社寺・和菓子
「堂々巡り」という言葉がありますね。
「話しが堂々巡りする」とか、「会議が堂々巡り」とか同じ内容がぐるぐる回ることをいう。
この言葉、実は清水寺が言葉の語源なんだそうです。


↑清水寺本堂側面の傷

いつか清水寺の七不思議というのを紹介したと思います。
1.首振り地蔵
2.馬駐(うまとどめ)の金具
3.阿・阿の狛犬
4.八方にらみの虎
5.仁王門、通称赤門の西側、カンカン貫(ぬき)
6.鐘楼の柱、数が多い
7.景清爪彫りの観音
以下番外
8.三重の塔の屋根瓦
9.轟橋の門
10.轟橋
11.手水鉢の堂を支える脚が二本しかない
12.梟の手水鉢
13.本堂側面弁慶の指跡
14.弁慶の足形石
15.弁慶の鉄の下駄と杖
16.清水寺舞台の柱


↑清水寺本堂側面の傷

この不思議番外13番の本堂側面弁慶の指跡なんですが、実は願掛けのお百度参りをした人々が、夜真っ暗で辺りが見えない為に、目印として本堂につけた傷だとも言われています。
後の人々も、この傷を目印として、お百度参りをしたそうです。


↑阿・阿の狛犬



落語「景清」の京都で三本の指に入ると評判の目貫師(彫金職人) の定次郎が失明した。最初は、柳谷観音に行っていたのだがうまく行かず、清水寺観音様に願掛けをするというので登場します。





柳谷観音の方が眼病には効くらしいんですよ。
調べると実際にある。京都市内からするとえらい遠い。
目が見えなくていけるのだろうか?

堂々目ぐらいって会社の会議なんかでありますよね。
あまりいい意味じゃない。
私はあまりなったことがないかな。
いちいち同じ発想でグルグル回っていたら「バターになってしまう」というか死んでしまいます。
一人で脱出する訓練は積んでいるんです。
だから問題解決に時間はかけません。
なんちゃって。(笑)


↑亀屋良長「星月夜」




↑きんとん、粒あん

Twitter→@kyo_otoko
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8 コメント

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おはようございます。 (路渡カッパ)
2011-08-15 10:15:56
今日はこれから南座へ観劇に行ってきます。遅れそう・・・
お昼はどうしようかな?家内と相談。
・・・堂々巡りになるかも。(^_^ゞ
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>路渡カッパさん、こんにいは (京男)
2011-08-15 17:24:51
きっと同じ時間に知り合いの女性が観劇しておられますよ。
南座、シネコンぐらいの席の広さがあるといいのにね。
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こんばんは (まさみ)
2011-08-15 19:30:24
ふふふ、
ぐるぐる廻ってバターになっちゃう。
今でも一番好きなお話です。

ガンダムみたいに重量感のある狛犬ですね。
見る角度によって色々違って見えるものです。
物事ってなんでもそうです。
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>まさみさん、こんばんは (京男)
2011-08-15 20:03:55
バターの話は好きだったな。小さい時バター好きだったからな。
バターってそうやってできると幼稚園の時は信じていたし。
視点は大事ですね。どれだけ沢山の視点を持つかが豊かな生活に繋がるかも。
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ごきげんよう~ (Ally)
2011-08-15 22:34:00
堂々めぐりか。。。
見につまされる言葉かもしれませんね、私

なにやってんの馬鹿~と自分に言い続けている気がします。ほんと、これは断ち切らないとバターになる(笑)いえ、このお話は好きでしたけれどね
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おはようございます (すー)
2011-08-16 04:56:17
故郷からもどりました。

>清水寺本堂側面の傷
信仰の強さ、人々の願いの強さを感じますね!
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>Allyさん、おはようございます (京男)
2011-08-16 06:10:38
堂々巡りってちょっとした悪夢ですよね。
何をやっても抜け出せない。
「わたし」というのを捨てれば脱出できるかな。
バターの話し結構好きだったな。
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>すーさん、おはようございます (京男)
2011-08-16 06:12:22
お帰りなさい。
柳谷観音というのも行きたいんですよ。
大山崎あたりらしいですね。
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