京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

椿餅

2009年02月01日 06時04分01秒 | 和菓子


和菓子屋さんやお餅屋さんの店頭では、「椿餅」という張り紙が目につく。
もうそんな季節なんだ・・・。
椿餅は、平安時代からあるそうなんです。


中村軒「椿もち」
道明寺生地の中にこし餡が入り、椿の葉っぱでサンドイッチしたもの。
もっとも平安時代には小豆餡なんかはなく、
甘葛(あまづら/つたの汁を煮詰めたもの)を生地にいれたものだったんやろうな。
「桜の葉にしたら桜餅や~!」「バナナの葉ならバナナ餅や~!」
※道明寺(粉)/もともとは保存食。
いまのインスタント食品ね。もち米を水に浸し、蒸し、乾燥したものを粗めにひいたもの。


道明寺、こしあん


亀屋良長「未開紅」
これから咲こうとしているお花を表現かな。
今年の春は早く来るかも。


煉切、白あん


河藤「福寿」
これは、法事の時にいただきました。
お多福豆と白あんだけのシンプルなものです。
お多福ということで、もうすぐ節分というのを思い出しました。


白あん
これ地味なんですが、美味しいですよ。
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2 コメント

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Unknown (水珠凛)
2009-02-01 16:21:31
福寿、これ黒豆じゃないんですね。
椿餅、初めて知りました。清潔な感じのするお菓子ですね。桜餅のように、独特な香があったりするものなのでしょうか?
どれもとても美味しそうです。
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>水珠凛さん、こんばんは (京男)
2009-02-01 20:26:17
黒豆よりもずっと大きいんです。
椿餅は、いまぐらいに店頭に並ぶお菓子です。
桜餅と違って香りはないですね。
椿もそろそろ咲きはじめているかも。
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