中国の監視恐れ…ウイグル族、キルギスやカザフで沈黙(朝日新聞) - goo ニュース
伝えられているように、もし、キルギス共和国政府が、国内における中国政府によるウイグル人監視を容認しているとしますと、国家として何とも情けない行為のように思えるのです。
ウイグルの人々が中国政府から迫害を受けていることは、既に国際社会の共通認識となっております。また、迫害されている人々を保護することは、一般的な倫理にも道徳にも適っています。キルギス共和国もまた、ソ連邦に支配された経験があるのですから、ウイグル人の人々の独立の願いと現状の苦しみを理解しているはずです。それにも拘わらず、経済関係ばかりに気をとられて、中国政府のウイグル監視政策に手を貸しているとしますと、これは、あまりにも非情な対応と言えましょう。
今月23日に行われた大統領選挙において、OSCE(全欧州安全協力機構)の選挙監視団によって、現職のバキエフ大統領による不正選挙が指摘されたそうです。バキエフ大統領は、2005年に民主化を訴えて大統領に当選したということですので、”権力は必ず腐敗する”を自ら体現したことになりますが、国境を接するキルギスが腐敗から立ち直ることができれば、ウイグルの人々にも希望が見えてくるのではないか、と思うのです。
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今月23日に行われた大統領選挙において、OSCE(全欧州安全協力機構)の選挙監視団によって、現職のバキエフ大統領による不正選挙が指摘されたそうです。バキエフ大統領は、2005年に民主化を訴えて大統領に当選したということですので、”権力は必ず腐敗する”を自ら体現したことになりますが、国境を接するキルギスが腐敗から立ち直ることができれば、ウイグルの人々にも希望が見えてくるのではないか、と思うのです。
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