万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

心斎橋事件―推理力を働かせると

2012年06月13日 15時52分11秒 | 社会
心斎橋通り魔 兄2人と絶縁状態 礒飛容疑者 地元に身寄りなく(産経新聞) - goo ニュース
 大阪の心斎橋で白昼に起きた無差別殺人事件。世間を震撼させることになったのですが、最近、真相はマスコミが報じる通りなのか、疑わしい事件が数多く見受けられます。

 そこで、この事件に推理力を働かせてみますと、小説風のシナリオも成り立つように思えるのです。犯人は、栃木県にあった薬物依存者のための施設を、今月8日に、仕事が見つかったことを理由に出所しています。大阪の知人に仕事を依頼したところ、大阪に来るよう誘われたと供述しており、事件前夜もこの知人等と飲んでいたそうです。その際、自殺の兆候は見られなかったそうです。しかしながら、もし、この”仕事”が、無差別殺人、あるいは、”殺し屋”であったならば、どうでしょうか。犯人は、中学を卒業した頃から不良化し、犯罪組織とも繋がりがあったそうです。無差別殺人を起こした犯人達は、”人生に絶望し、死刑になりたかった”と、まるで口を揃えるかのように、自己弁護しています。世間一般では、この口実に、”またか”と呆れ果てるのですが、この自己弁護の言葉は、一度、疑ってみてもよいのではないかと思うのです。もしかしますと、無差殺人事件は、表向きのカモフラージュに過ぎず、背後には別の事件や謀略が潜んでるかもしれないのですから。

 犯人は、薬物中毒患者でもあった経歴がありますので、禁断症状による発作的な凶行であった可能性ももちろん否定はできません。しかしながら、こうも同様の通り魔事件が続きますと、つい、何らかの闇があるのではないかと推理してしまうのです。

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2 コメント

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Unknown (ねむ太)
2012-06-14 06:29:38
おはようございます。確かに、デフレ不況下で仕事が減り失業者が増加しているはずなのに薬物中毒で施設にいた人間に仕事があるとは・・不可解ですね。
常々、感じていることですが、日本では薬物使用や飲酒による酩酊で事件を犯しても量刑が軽いような気がします。
特に交通事故、無免許、飲酒、薬物使用は本人の自覚の問題です。交通事故を起こした場合は故意の殺人罪、故意の殺人未遂で処断すべきではないでしょうか。
最近出回っている合法ドラッグなる怪しげな薬物。
法律を適用しようとしてイタチごっこを繰り返すより、許可出来るものを指定し、それ以外は犯罪と明確にする方が取締に有効ではないでしょうか。
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ねむ太さま (kuranishi masako)
2012-06-14 08:28:24
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 ねむ太さまのおっしゃるとおり、薬物中毒者が起こした事件については、一般レベルとと同等の量刑を課すべきと思います。むしろ、違法な薬物使用が加わるのですから、本人の責任を重視して、量刑は、より重くしてもよいぐらいです。
 ところで、合法ドラックなるもの、違法ドラックと何処が違うのでしょうか。許可できるドラックがあるとしますと、中毒性がないとか、精神状態への影響がないとか、酩酊の程度が低いとか、なのでしょうか。あるいは、医薬品として認可されている薬の中で、麻薬に似た効果があるものを”合法ドラック”と呼称しているのかもしれません。何れにしましても、ドラックは、人間の正常な判断力を狂わしますので、政府は、輸入ルートや製造元を含めて、厳しく取り締まるべきと思うのです。
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