草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生のさくらそうの花

2014-04-10 | さくらそう実生の花
一昨年ジベレリン処理した種子を蒔いて、昨年開花した株('唐船'に似た白花x'飯田高原'の交配)です。
昨年は白い筋が入った花が混ざっていて、それは定まった性質ではなくたまたま起きた現象ではないかと思ったのですが、一応残しておきました。

その予想通りに今年はごく普通の桃色の花が咲いています。
この株は増殖力が強いというか生育が良いというか、花茎が上がったものだけでも10芽近くあります。
桜弁平咲きの花と野生種の交配なので、至って平凡な感じの花ですが・・・


左は先日の記事にアップした実生の花で、右は同じ交配の別の株ですが、とても良く似た花が咲きました。


'蛇の目傘'x'南京小桜'の交配実生苗の花です。
画像のような'南京小桜'を一回り大きくしたような花が何株か咲いています。


このパターンの花もいくつか咲いています。


ほぼ桜弁平咲きで薄紅色の花も咲きました。
花の中心付近の色がやや濃く、花弁の先端に近づくにつれてやや色が薄くなりぼかしたように見えます。


どちらも先の画像と似たような花ですが、左の花の紅紫色の入り方は'蛇の目傘'に似ている感じがします。

今日の時点で色づいている蕾はほとんど今回アップした花と同じような色ですが、まだ色が見えていない株も残っているので、どんな花が咲いてくれるか楽しみです。
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さくらそうの開花・2014

2014-04-10 | さくらそう栽培記録2012〜2016
開花したさくらそう(日本桜草)が毎日少しずつ増えてきています。
上の画像は5号の鉢と10.5cm、7.5cmのポットを置いている場所です。

家の南側の窓の前に鉢を置いているので、後ろ側(画像の右上方向)からは日光が当たらず、株全体も花茎も手前側に傾くように成長してしまいます。
花茎が伸び始めてから2、3日おきに鉢の向きを変えておくと、それほど傾かなくなるのですが、今年は4芽とも花茎が上がった鉢だけにして、3芽しか咲かないような鉢は向きを変えずそのままにしています。

葉を傷つけないように注意して鉢を回すのが面倒だから、というのもその理由の一つですが、室内の窓辺で冬越しさせる洋蘭の栽培方法で、効率良く日射しを受けて光合成できるように傾いて成長しているので、見た目が悪いからと逆向きにするのは良くないと書かれているものを以前に読んだ記憶があり、確かにさくらそうでも見映えを気にせず向きを変えずに栽培したポット植えの株の方が作柄が安定しているようにも感じられるので、今年は陶器鉢のものでも試してみることにしました。

趣味として栽培するからには、見た目の美しさも重視すべきなのかもしれませんが、相手が生物である以上、人間の都合でいじり過ぎるのは良くないのかな、と最近になって考えるようになりました。

大輪の菊やバラなどのように品種改良が進められた結果、野生種とはかなり姿形が変わり、ある意味人工的な美しさを感じさせるような花とは違い、さくらそう(日本桜草)の園芸品種には、多少なりとも野生種の面影を残した花が多く存在しているように私は思います。
これは完全に個人の好みの問題ではあるのですが、そういう桜草のような花の場合は花茎が少々傾いたり曲がったりしていても、鑑賞価値が大きく低下するものとは思えません。


家の東側に置いているポット植えのものです。
葉が出始めるのと蕾が見え始める時期は早いのですが、その後は西側や南側に置いたものに追い越され、開花はやや遅めになります。


これも同じようなポットですが、家の北西側に置いているものです。
直射日光が当たる時間が短いので、他の場所よりも葉柄が徒長してしまいます。
画像では葉色が黄緑色っぽく見えますが、撮影した時間による光の色の違いの影響を受けたもので、実際には他の場所と変わりありません。

ほとんどが9cmポットに1~2芽植えですが、4~5号鉢に植えられる数にも順調にいけば1、2年で増やせるので、将来栽培できる数が増える時が来たとしてもそれほど時間を要さずに増やすことができると思います。


家の西側の道路沿いの場所に置いた実生苗のプランターやポットにも少しずつ花数が増えてきました。
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