草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

品種ものの桜草も開花間近に

2014-04-04 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今日、実生株が開花しましたが、少し遅れて品種ものも咲き始めそうです。
20日ほどの間に急速に成長した影響もあるのか、例年より花茎が短いようにも見えますが、咲いてからも伸びてくるはずなので、最終的には平年並みの草姿になるのかもしれません。

上の画像は'大明錦'、下の画像は'薄蛇の目'の蕾で、今日撮ったものです。
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実生さくらそう・2012年播種苗の開花

2014-04-04 | さくらそうの交配と実生
4日前にアップしたときは蕾だった、2012年播種・翌年未開花の実生さくらそうが開花しました。


先日アップした時点では先に開花するかと思っていた白花はおよそ半日遅れになりそうです。


この記事の一番上の画像と同じ交配(以前こぼれ種から1本だけ芽生えて育った実生花・表曙白、裏薄紫色、浅抱え咲き x '御殿桜')の別の株の蕾です。
この花色は桃色になりそうです。

'御殿桜'の淡い桃色(鴇色)と、花弁(花冠裂片)の幅の広さを受け継いでくれないかと考えて交配したものですが、昨年開花した26株、今年開花した1株と今色づいている蕾には、鴇色は見られません。
開花した株を交配して次の代に期待するか、あるいは交配の組み合わせを変えた方が良いのかもしれません・・・


これは昨年蒔いた'蛇の目傘'x'南京小桜'の交配の苗の蕾です。
濃い紅色で縁が白く見えていて、'南京小桜'と似ています。


これも同じ交配ですが、ごく淡い紅紫色で花筒は濃い赤と、こちらは'蛇の目傘'に似た色です。

さくらそう(日本桜草)は、園芸趣味的には芽分け(株分け)で増殖させるのが一般的で、プリムラ属の植物によく見られる自花受粉し難い(しない?)性質もあるので、遺伝的な形質が固定されてはおらず、実生株には交配親と似ていない花が咲くことも少なくないようですが、この交配組み合わせでは現時点で色づいた蕾の色を見る限り、親と似たような花が咲きそうに思われます。

'蛇の目傘''南京小桜'ともに、古い品種であるともいわれており、もしかしたら複雑に交配を重ねて作り出されたものではなく、ある程度形質が固定していて、交配親に使うと似たような花が出現しやすい可能性もあるのかもしれないと想像しています。
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