草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

2014年開花の実生花('田島ヶ原中州'x'塩尻')-2

2014-04-28 | さくらそう実生の花
鉢やポットの置き場所が足りなくて植え替えできず、過密状態の野生種の実生('田島ヶ原中州'x'塩尻')の蒔き床プランターですが、今のところ7本の花茎が咲いています。


これは植え替えた鉢で、ちょっと芽が小さく見えたので咲いてくれるかどうかと思っていたのですが、全て花茎が上がっています。

この交配では花弁が細めのものが多く咲いているのですが、画像上側の花は花弁の幅が広くて'塩尻'に似た雰囲気がありますが一回りほど大きいです。
この花のように目がくっきり白いと可愛らしく見えて私は好きです。


4号浅鉢植えで3株が咲いているものです。
どれもよく似た花型ですが、色の濃さには違いが見られます。


野生種を交配した実生の花は園芸品種を交配した場合よりも変化の度合いが小さく、面白みが少ないと思われがちかもしれませんが、遠目には同じように見えても近くでよく見ると違いがあって、個人的には見ていて本当に楽しいです。

少し前にも同じようなことを記しましたが、今年はいろいろあって気忙しい状況で桜草の開花時期を迎えたのですが、例年以上に野生種のようなシンプルな花の美しさを感じていて、少しでも時間のあるときには、この実生の個体ごとの花の違いを見比べて楽しんでいると、癒されるような思いがします。

過密状態のプランターには未開花株が多く残っているので、花後には開花株と植え替えて来年を楽しみに栽培するつもりです。
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さくらそうの花2014年-3・絞り模様の花

2014-04-28 | さくらそうの花
'小桜源氏'の花です。
さくらそう(日本桜草)の絞りの花の模様は固定した性質ではなく、一つ一つの花を見比べるとどれも違っていて、模様が細かいあるいは少ないなど、一目見ただけでは絞りに見えないような花が咲くこともあるのですが、この品種は絞りの模様がよく目立つ花が咲くことが多いように思います。


'大明錦'です。
この品種も派手な模様の花が咲くこともありますが、今年は細かい点が入っている花だけでした。


'七賢人'です。
今のところ一輪だけ、はっきりとした絞り模様の花が咲いています。
この品種は芽が大きい性質があるらしく、他の多くの品種だったら確実に咲くであろうサイズに見えても咲かないことが少なくありません。


'前代未聞'
芽を大きく育てることができず、花数が少ないのですが、絞りの模様は綺麗に出てくれました。


10年くらい前に購入した'戦勝'の名札付きの苗から咲いた花で、'壽絞'ではないかという情報を頂いたものです。
そうだとすれば、あまり見かけない品種のように思うので、名札違いでラッキーだったと言えるかもしれません・・・

確か最初の年は紅色単色の花だったはずですが、2年目あたりから絞り花が咲くようになりました。
絞り花が咲いた株の芽を残して植えたところ、それ以降は必ず絞りの花が咲いています。
我が家ではひどく根腐れさせてしまうことが多いです。


咲き始めたばかりの別のポットの株です。
花が開いてから花弁が伸びるような感じで、咲き進んだ状態とはちょっと違う花のようにも見えます。

紅色単色の'寿'と思しき花(それも札違いで入手)に自然に結実していた種子からの実生にも絞り花が咲きましたが、性質も同様に弱くてなかなか芽が大きくならなくて咲いてくれなくなり、1個体を残して処分してしまいました。
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