草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

2014年開花の実生花(実生2012-4Ax実生2011A)

2014-04-17 | さくらそう実生の花
昨年開花した2種類の実生花を交配した実生さくらそうの花です。
この交配の苗は成長が遅れたものが多く、今年は蕾が無い株も少なくないのですが、花茎が上がった株はちらほらと咲き始めています。


画像中央の最初の花が開いてから2日ほど過ぎているので、開きかけではなくてこういう花型なのだろうと思われます。

裏は桃色で表は裏の色が僅かににじみ出るものの白に近く、少し離れて見ても表裏の色の対比が目立つので、パッと見たところ良いかなと思ったのですが、よく見てみると花弁の元の方の幅が狭く、弁と弁の間に隙間ができてしまうのが、花全体のシルエットを見た時にあまり美しく見えなくしているようで残念なところです。


右の濃い桃色と紅色の中間ぐらいの色の花は昨日の時点では玉咲きかと思ったのですが、単に開きかけだったらしく、今日は開いていました。
左上の花は一日遅れて開花したので、まだ開いている途中だと思います。


これもまだ開きかけですが、交配親と似たような感じの花です。
花弁の元の方が細いのは親が両方ともそうだったので、同じような形になってしまうのかもしれません・・・

これまでに開花した5株には平咲きの花は無く、交配親の実生花の親が、つかみ咲きの'浜千鳥'、玉咲きの'玉珊瑚'、深抱え咲き~つかみ咲きの実生花などだからか、抱え咲き~つかみ咲きの咲き方の花が多く出やすいのかもしれません。
今咲いている花はそれぞれ花色や花型に違いがあり、花茎が上がっている他の株にはどんな花が咲くのだろうかと楽しみが大きくなってきました。

下の画像が交配親の花です。

2012-4A(こぼれ種実生x'御殿桜')


2011A('浜千鳥'x'玉珊瑚')
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2014年開花の実生花('蛇の目傘'x'南京小桜')

2014-04-17 | さくらそう実生の花
昨年'蛇の目傘'と'南京小桜'を交配した実生さくらそうのプランター植えで蕾がついた株の大部分の花が開きました。
花容は概ね前回アップした時点で見られたものと変わらず、交配親に似たものも多いのですが、改めていくつかの画像をアップします。


多くの株に咲いた'南京小桜'を少しだけ大きくしたような花の中で、白い部分が多くていくらか違った雰囲気のものです。
とは言え、目新しさが感じられるというほどではありません。


これも多く咲いた'蛇の目傘'に似た花の中で、紅紫色の部分が最も広い株です。
色の濃さは'蛇の目傘'よりも薄く、全体的に見た花の形もいまひとつ綺麗に見えないように思います。


こちらも多くの株が出現したパターンで、形は'南京小桜'、色は'蛇の目傘'に由来するといった印象の梅咲き(梅弁)花です。
これも先の画像の花と同様に、紅紫色の部分の幅や色の濃さには差がありますが、既存の品種に似たようなものが存在するように思います。


全体的に均一な色ではなく、細かい点が入っているように見える淡い紅紫色で底の方が濃い色の花です。
花型は野生種のような単純な桜弁で、これも色の濃さや花弁の幅が少しずつ違う株が複数出ています。
'飛燕'や'濡燕'などといくらか似たような雰囲気が感じられる花色に見えますが、それらの品種よりも花径が小さいです。


この花の咲き始めは上の画像の花よりも少し濃い程度の色ですが、日が経つとずいぶん濃くなってきます。
花色が変化するのは面白いと思いますが、色がくすんだような感じでいまいち綺麗ではないのと、花弁の形が左右対称ではなく整っていない印象のものが目立つのが残念です。


紅色の桜弁で野生種と見間違えるような花の株も出ています。
画像でも右の株と左の株で違いが見えますが、株によって花色の濃さに違いがあります。

置き場所の違いでポット植えのものにはまだ開花していない株も多いので、どんな花が咲いてくれるか楽しみです。
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