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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそう用土

2013-02-08 | さくらそう栽培記録2012〜2016
古土を乾かして篩にかける作業に時間がかかったりしてかなり遅くなってしまいましたが、さくらそう(日本桜草)を植え付ける用土をようやく混ぜ合わせました。

昨年は1袋だけ赤玉土を購入して、古土を使わない用土も作りましたが、根腐れの程度や芽の成長に目に見えるほどの違いが無かったのと、古土が多く残っているので今年は新しい赤玉土を使わず古土だけにして、腐葉土や堆肥の代用として数年前から使っている培養土の割合も減らし、そのぶん古土の使用割合を増やしてみました。


この用土は古土と培養土の比率以外は昨年と変わらず、
一昨年栽培していた古土を篩にかけて細かい粒と微塵を取り除いたもの 6
草花用培養土 2
ひゅうが土 2(若干割安なので、保水性などに違いがあるかもしれないものの軽石の代用として)
くん炭 (上記の3種類を混ぜ合わせた合計の10パーセント程度の量)

昨年までとあまり変わらない用土なので、特に枯らしたくないお気に入り品種に使う予定です。


これは先の用土とほぼ同様ですが、くん炭を混ぜていないものです。

くん炭を使い始めた10年近く前にはそれ以前と比べて根腐れが少なくなった印象があったので、それ以来使い続けてきましたが、昨年実生苗の一部にくん炭が入っていない他の植物を育てた古土を使ったところ、くん炭を混ぜた用土と根の状態に違いが見られず、効果があるのやら無いのやら?と思ったので、今年は試しにくん炭を買わずに残っている分だけを使うことにしました。


これは、ひゅうが土の代わりにパーライトを使ってみたものです。
さくらそう栽培を長く続けられている方の中にも用土にパーライトを混ぜている方がおられるようなので、私もそれに倣って試してみようと思って少しだけ用意してみました。

実生苗が増えた昨年秋以降、場所を確保するため吊り下げるタイプのプラ鉢も使っているので、用土を少しでも軽量化できればという考えもあります。

かなり以前に他の植物に使うために購入したパーライトはもう少し粒が大きかったような気がしますが、今回のものは小粒の赤玉土よりも小さな粒で、培養土にも同じようなパーライトが混ざっていました。

私がさくらそう栽培を始めてから5年以上の間、用土に腐葉土を混ぜていて、その後バーク堆肥も試したりしましたが、最近はそれらの代わりに草花用の培養土(いろいろ売られていますが極端に安いものではなく、昨年と今年使ったのは28L入りの大袋で1200円程度のもの)を使っているのですが、そうしてから根腐れの程度が若干軽度になり、株全体が腐ってしまうことも減ったような気がしています。

草花や野菜用の培養土は他の用土を混ぜずに買ってきてそのまま使えることが売りだと思われますが、実際に見てみても堆肥の類は多くても半分程度のように思います。
これはよく園芸関係の書籍で草花の用土の例として記されている赤玉土6~7割に腐葉土3~4割といった配合とも近いものだと思います。

昨年の私の例で考えてみると、赤玉土5、培養土3、ひゅうが土2の割合で混ぜたので、培養土に半分程度堆肥類が含まれていたと仮定すると、用土全体の15パーセント程度となります。
私が腐葉土やバーク堆肥を使っていた時は3~4割程度混ぜていたので、もしかしたら量が多過ぎて根や根茎が腐る原因となってしまっていたのかもしれないとも考えています。

近くの園芸店やホームセンターで販売されている腐葉土や堆肥の種類が少ないので、たまたま質の悪いものばかり使っていたという事も考えられますが、来年以降、割合を下げて一度試してみても良いかなと思っています。
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さくらそうの植え替え・2012年に画像をアップしていた鉢

2013-01-26 | さくらそう栽培記録2012〜2016
昨年画像をアップしていたさくらそう(日本桜草)の鉢を開けてみることにしました。

まずは右のプラ鉢から。

根腐れしているものの、完全に腐ってしまった株などはなく、良くも悪くもないといった状態でした。

これは根腐れしやすいものなのか、我が家では鉢の大きさや用土の種類に関係なく毎年根腐れしています。
水はけが悪い用土よりは良い用土の方が根腐れの程度がいくらか軽いような感じがしますが・・・

他にポットで栽培していた株もあるので、今回はポットに仮植えしておき、後で根腐れが少なく芽が大きく育っている苗を選んで植え付ける予定です。


こちらは駄温鉢に植えていた実生の株。
鉢から抜いてみたところ根がよく張っている様子で、期待できそうです。


昨春開花したものしなかったもの合わせて4芽植えていたのですが、概ね3、4芽に増えていて、画像上の方の1株だけはさらに多く増えていました。


多く増えていた株の芽を分けてみると、小さいものまで入れて7芽ありました。
この株に限らず全般的に芽が小さいように見えるのが気になりますが、昨年初めて咲いた実生のものなので、小さめの芽でも開花するものなのかどうかは不明です。


やや詰め込み気味ですが、大きいものから選んで8芽を植え付けてみました。
それほど土の水はけが悪くなってはいないように見えたので、今まで栽培していた土に軽石を少々追加しただけで使ってみました。

実生花は栽培を続けるうちに花容が変わることもあるそうで、これはどうなるか様子を見ながら交配親に使うつもりです。
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さくらそうの古土

2013-01-19 | さくらそう栽培記録2012〜2016
一昨年さくらそう(日本桜草)を栽培していた古土です。

植え替えてから一年余りが経過しているので、根はすっかり腐ったようで跡形も無くなり、根茎は少しだけ形が残っているものはあるものの完全に枯れている様子で、発酵が進んだ腐葉土のように指でつまむと簡単にバラバラに崩れてしまう状態になっています。

袋に入れて雨の当たる場所に置いていたため土が湿っていて、そのままでは篩の目が詰まってしまうので、袋から出して何日か乾かしているのが上の画像の状態。
少し乾いたものを篩にかけて、軽石や粒が崩れず残っている赤玉土はさくらそう用土の赤玉土の代わりに使い、細かなものはプランターでの野菜や草花栽培に使います。

以前、古土を篩にかけずにそのまま再利用したら桜草の根腐れがひどかった事があったので、その後は軽石や赤玉土の粒のみを再利用してみていますが、根腐れの状態は新しく購入した赤玉土を使った場合と同じ程度になりました。

一方、篩から落ちた細かい粒や微塵のようになった土でも、パンジー・ビオラやマリーゴールド、トレニアなどの一年草、大根やジャガイモなどの野菜は特に問題なく育てられました。

これらの事を考えてみると、さくらそうの用土は水はけが良いものが適しているのかもしれません。
栽培場所の気候や水やりの仕方などによって求められる要素が違ってくるとは思いますが・・・
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さくらそうの鉢の様子-2012年目次

2012-12-24 | さくらそう栽培記録2012〜2016
さくらそう(日本桜草)の葉が出始めてから葉が枯れるまで、2012年に約10日おきにアップした記事の目次です。

3月20日
3月30日
4月9日
4月19日
4月29日
5月9日
5月19日
5月29日
6月8日
6月18日
6月28日
7月9日
7月18日
7月28日
8月7日
9月9日
10月15日
11月19日
12月24日
2013年1月26日

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さくらそうの鉢12月24日

2012-12-24 | さくらそう栽培記録2012〜2016
さくらそう(日本桜草)を植えている鉢ですが、この時期は見えるのが雑草の葉だけという状態です。


先月アップした時にはこの鉢に少しだけ残っていた葉も寒さで枯れました。

植え替え作業を始めた頃は根腐れがひどい株が目立ち、今年は失敗したかと思ったのですが、ほとんどの鉢の様子を確認し終えてみれば、相変わらず根腐れは見られるものの、根の数が多くて芽も大きく育っている苗が多く、そう悪い結果とは感じませんでした。

今年は9月半ば過ぎまで残暑が続きましたが、8月下旬以降はそれほど暑くなかった昨年の方が悪い状態の苗が多かったと思うので、我が家で見ている限りでは猛暑の年=不作になると言う事でも無さそうで、様々な要因が重なって起こるものなのかと改めて思いました。


何年か前に1芽植えられたポット苗を入手して、その年にひどく根腐れさせてしまった品種です。
少しずつ回復して数も増えつつあり、今年はまだ芽は小さいと思うものの5号鉢に4芽植えてみても良いかと思えるくらいに育ってくれました。

置き場所の都合から4号と5号の桜草鉢の数は今年も来年も変わりませんが、品種はある程度入れ替えることになりそうです。
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さくらそうの根腐れ3

2012-12-07 | さくらそう栽培記録2012〜2016
先週も根腐れしたさくらそう(日本桜草)の根茎の画像をアップしましたが、今回はさらに悪い状態のものです。
2つのポットに分けて栽培していた同じ品種の根茎を、左端から右にいくにつれてひどい状態になるように並べてみました。

腐った根を切り取る作業は知人などに送れる状態の品種を先にしたので、とても人様に差し上げられるような状態ではないものが残っていて、作業していてガッカリ落ち込んでしまいそうでしたが・・・


先の画像の右端の根茎をアップで写したものです。
根の生え方などから見て、こちら側が根茎の先端だと思うのですが、芽まで腐って(枯れて)しまったようです。


反対側(古い根茎と繋がっていた方)です。
腐った根を取り除いて植えておけば新たな芽が発生するかもしれませんが、今回は芽が生きている根茎があったので、捨てることにしました。


他の根茎は腐った根を切り取りました。
残った根は指で摘んで軽く引っ張っても切れたりポロッと取れたりしなかったので、現状では根腐れしていないと考えられます。

左端の芽は来春咲いてくれそうな感じなので、とりあえず花を見られそうです。
来年にはもっと回復してくれている事を祈って植えてみたいと思います。
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さくらそうの根腐れ2

2012-12-01 | さくらそう栽培記録2012〜2016
根腐れしたさくらそうです。
前回の記事に画像をアップした株よりもひどい状態のものです。

品種は'駅路の鈴'で、我が家では5年以上前から毎年似たような状況が続いています。
ひどく根腐れしている割には芽が育っていますが、もっと大きな芽に育つ品種なので、この程度では開花しても花数が少なくなってしまいます。


裏側の様子。
こちらの方が白い根が多く残っています。

根元から腐っているものもいくらかありますが、根の先の方が腐っているものが多く見られます。
同じように黒く腐る現象でも、根の途中が腐っていて元の方と先の方は腐らず白い状態のものが目立つ症状とは、違う原因なのかと思ったりします。
詳しい事はわかりませんが・・・

白い根が極端に少ないと、生育途中で急に葉が萎れて枯れてしまうことが起こりやすいようにも感じられるのですが、このくらい残っていれば大丈夫かなという気もします。

でも、たまたま今年はこの品種のポットを多めに育てていて、これほどひどく腐っていない株で必要数は十分に確保できるので、この株は処分することにします。
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さくらそう(日本桜草)の根腐れ

2012-11-30 | さくらそう栽培記録2012〜2016
根の一部が腐って焦茶色~黒色に変色している日本桜草(さくらそう)です。
腐った部分が見えやすいように水洗いしてあります。

栽培が上手な方には無縁のものかもしれませんが、10年ほど栽培していても依然として下手なままな私が栽培したものにはよく見られるもので、この画像のものは根腐れの程度が軽いものです。


白い根の途中が黒っぽくなって腐っています。
ネグサレセンチュウの虫害によるものでしょうか・・・


腐る部分はさまざまで、根の元の方が腐っているものもあります。


根の腐った部分は切れやすいので、根腐れ株が植わっていた土の中には腐った部分でちぎれた根が見つかることも多いです。
たまに根の途中にごく小さな芽ができているものも見かけます。

生き残って白っぽい色をしている根を用土に埋めて乾かないように水やりしていると、根から芽が発生して葉が出てくることもありますが、必ずそうなるとも限りません。
しかし、芽を絶やしてしまった場合などには品種を維持するために有効な方法だと思います。


根腐れしている根を取り除きました。
以前、根腐れ部分を切り取らずにそのまま植えていたこともあるのですが、切り取って植えた方が翌年の植え替え時の根腐れが少なくなるように感じられたので、最近は切り取るようにしています。

腐っていない根まで切らないよう丁寧に作業する必要があるので、少しずつ作業しています。
私の場合、一時間半ほど続けると目がちかちかしてくるのでそのくらいが限界で、毎回10品種ほど作業する感じ。

根を水洗いしない場合で特に鉢の土が湿っていたときには、根に泥状になった土が付着した部分と根腐れ部分の見分けがつき難い場合もあるので間違えて切り取らないように注意が必要だと思います。
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さくらそうの鉢11月19日

2012-11-20 | さくらそう栽培記録2012〜2016
前回アップしてから一ヶ月あまり経ったさくらそう(日本桜草)の鉢です。
寒くなってきたとはいえ雑草は大きくなりました。

しかし夏の間のような成長の仕方でもないので、さくらそうの根茎や根への影響もさほどの事は無いだろうと考えて抜き取らずにそのままにしています。
私の場合は5号以上の大きさの鉢に植えると根腐れさせてしまうことが多いので、土の水分を雑草が吸い上げてくれることを期待する意味もあります。


これは今春開花した実生株を植えた5号駄温鉢。
前回の画像と見比べると、少し出ている小さな葉の状態にはほとんど変化がありません。


上の画像の2つとその他1鉢を除く鉢やポットを開けて芽(根茎)を取り出し、品種ごとに1つのポットにまとめて元の土で仮植えしています。
これは1月か2月に取り出して植え付けるつもりです。


4号と5号の何種類かの桜草鉢です。
苗はポットに仮植え中なので、鉢は適当に積み重ねて置いています。

実生苗が増えたので、ここに写っていないものも含めて11鉢ある5号鉢は今度の植え付けでは全ては使わない(置く場所が無い)ことになりそうです。
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さくらそうの芽の変形・二年後

2012-11-18 | さくらそう栽培記録2012〜2016
一昨年、さくらそうの芽が変形したように見えたものをアップし、それを一年間栽培した後の様子を昨年アップしました。

過去二年の記事に画像を使った'戦勝'の栽培をさらに続けた今年の様子が上の画像です。
今春開花した株もあったのですが、今回は小さな芽ばかりとなってしまいました。


過去二年とはまた形が違っていますが、位置的にはポットの縁に当たっていたというわけでも無さそうなのに曲がったような形をしています。


昨年までと同様に根茎が膨らんだようにも見えますし、根腐れしている部分もあります。


これも昨年の記事にアップしていた'千鳥遊'です。
他の品種のポットと隣に並べていたのですが、この品種だけは葉が伸びかけた状態になっていました。

これも今春開花していたのですが、小さな芽がしかできませんでした。
枯れて黒っぽくなっている部分がほぼ昨年植え付けた根茎と根ですので、白い根が生えている今年できた芽(根茎)の部分との大きさの違いが見比べやすいと思います。


白い根も部分的に根腐れして黒っぽくなってしまっているのが見えます。


昨年変形しているように見えた'蜃気楼'の芽を植えて栽培してみたものです。
ポットの土と分けた際に古い根茎と根が外れたので、新しい根茎と芽と根だけの姿を撮っています。


これも今春開花していた株ですが小さな芽しかできず、来年の開花は望めない状態になってしまいました。

さくらそうの根は多くの場合、根茎に近い方が太く先端に向かって細くなっていると思うのですが、根茎や芽が変形して見える株では、途中で微妙に太くなったり細くなったりしてゴツゴツとした見た目になっている事も多いように思います。


同じ芽を違う方向から撮ってみました。
元に近い方がへこんでいて、いびつな形に見えます。

今回の3品種の芽の様子を見ると、開花したほどの大きさの株だったにしては新しくできた芽が小さいという共通点がありました。
それが芽や根茎が変形していたことの影響なのか、たまたま作落ちさせてしまっただけなのか、判断し難いところです。

しかし1メートルほど離れた場所で同じようなポットで栽培していた株には作落ち状態のものがほとんど見当たらなかった事から、芽や根茎の変形が病的なものなのか何なのか正確な事は不明ですが、根茎や芽の成長に影響を及ぼすと考えて良いのかなとも思っています。

いずれの品種も今春開花した花には、少なくとも私が目視で判断できるほどの変形などは見られませんでしたが、知人によれば花弁が変形する場合もあるとのことで、私ももう少し栽培と観察を続けようかと考えています。
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