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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

サルビアが生えていた鉢のサクラソウ

2012-11-17 | さくらそう栽培記録2012〜2016
夏以降こぼれ種のサルビア コクシネアが生えていた浅型の7号プラ鉢に植わっていたサクラソウの株です。

「濃色日本桜草」という名前で園芸店で売られていた野生種っぽい花が咲くもので、我が家では毎年根腐れしやすいものですが、この鉢のものは根腐れが少なかったです。
ただ、芽の大きさは小さいものが多いです。

植え替え前なので水やりは止めていたのですが5日くらい前に雨が降り、似たようなサイズの他の鉢では土がかなり湿っていて手に付着したり根茎や根についた土を落としにくかったのですが、この鉢はサルビアが根から吸い上げてくれているためか、そこまでの湿り方ではありませんでした。

もし土の過湿が根腐れの原因の一つだとすれば、サクラソウの葉が枯れて水の吸収量が減ると考えられる夏以降に他の植物が生育して水を吸うようにするのも根腐れ防止効果が期待できるのかもしれません。

根が蔓延り過ぎると土中のサクラソウの邪魔をしてしまうかもしれず、植物の種類を選ぶ必要があるかもしれませんが・・・
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用土を変えて栽培した桜草

2012-11-16 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今年、用土の種類を変えて同品種のさくらそう(日本桜草)を栽培してみました。
いずれも9cmポットに1芽を植え付け、用土は画像の左から、小粒の赤玉土のみ、小粒の赤玉土と草花用培養土、軽石、くん炭の混合、微塵を抜いた古土と草花用培養土、軽石、くん炭の混合です。

購入した用土を使った、赤玉土のみのものと赤玉土と培養土、軽石、くん炭の混合のものには、ポットと名札も購入後未使用のものを使いました。

植えた芽の大きさや根の長さや数を揃えるのは難しく、厳密には全て同条件とは言えませんが、施肥などは全て同じようにしていますので、ある程度は用土による生育の違いがわかるかと思います。


赤玉土のみで育てたものです。
他の二つと比べると芽が小さく、根の長さも短いです。
右側にも芽ができていた痕跡があるのですが、枯れて(腐って?)しまったようです。

市販の培養土の多くには堆肥や腐葉土、ピートモスなど若干の肥料分を含む素材が入っていることから、追肥を他と同様にしたため相対的に肥料が少なかったと考えられるので、芽や根にはその影響が現れたのかもしれません。

葉が出ている時期に特に気になったのは、土の乾きが早くて水やりが多く必要になることです。


赤玉土と草花用培養土、軽石、くん炭を混ぜた用土で植えたものです。
三種類の中で最も根が長く数も多く、ポットの底までびっしりと根が張った状態でした。
他の二つと違って芽が丸みを帯びて短い形をしていますが、これだけがポットの縁に突き当たっていたためかもしれません。


二年前にさくらそう、前年に他の植物を栽培した古土を篩にかけて約1.5mm以下の細かい粒と微塵を取り除いたものと草花用培養土、軽石、くん炭を混ぜた用土で植えたものです。

これだけは芽が多く増えていましたが、それは植え付けた根茎の状態による違いかもしれません。
根の長さは赤玉土のみのものより僅かに長い程度ですが数は多いです。


状態は違いますが根腐れが見られる3本の根は違う株のものが一本ずつ。
古土を使うとセンチュウによる根腐れが起こりやすいのではと考えて、購入した土のみで植えたものにはポットと名札も未使用のものを使ってみたのですが、どれも少し根腐れしていました。

目に見えてわかる根腐れ部分は取り除いて植え付けたのですが、購入時から少し根腐れが見られた苗だった影響もあったかもしれません。


芽の大きさの比較です。
並び順は先の株全体の画像と同じく左から、赤玉土のみ、赤玉土と培養土など、古土と培養土など、です。
一緒に写っている白いものは幅8mmほどの名札。

9cmポットに1芽植えでもこのくらいには育てられるのですが、芽の大きさ、根の数や長さなどが物足りないと考えるか、これだけ育てば良いと考えるかは、人によって違うことでしょう。
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さくらそうの根茎の異常?

2012-11-15 | さくらそう栽培記録2012〜2016
前にも書いた事ですが、私が栽培しているさくらそう(日本桜草)の中に数年前から、この画像のように根茎の芽に近い部分に白っぽく半透明のコブ状のものができているものが見られます。

病気なのか何なのか私にはわからないのですが、同時に芽の形がいびつになり根が太くやや短くなる事も少なくないように見受けられます。
それを育ててみても枯れてしまうような事はありませんが、根腐れが起こりやすく芽の成長も良くないように感じられます。

私のところでこの現象は始めのうち、'戦勝'、'南京小桜'、'梅が枝'など濃い紅色に爪白の花色の品種ばかりに見られたので、花色と何か関連があるのかとも考えたのですが、その後'花車'、'蜃気楼'といった違う花色の品種にも現れたので、花色との関係は無いように今は考えています。

どの品種も栽培を始めて何年か経った後に気付いたので、これがその品種の性質というわけではないと思います。

私は各品種の栽培鉢数が少ないという事も影響しているとは思うのですが、同じ品種の全ての根茎が似たような状態になってしまったものが多く、伝染性のある病気だといけないのでこの状態になった品種は他の方に送ったりしないようにしています。

病気だと仮定すれば、古土の再使用が被害拡大の要因となるとも考えられるのですが、土の処分は容易な事ではないので私は使ってしまっています。
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2012年さくらそう栽培結果

2012-11-14 | さくらそう栽培記録2012〜2016
先日少しだけ鉢の中の様子を見たさくらそう(日本桜草)の残りの鉢を開けてみました。
芽の様子を見て数を数えてから、複数の鉢やポットで栽培している品種は一つのポットにまとめて芽を埋め戻したので、数が減りました。

今年枯らしてしまったのは3品種。
いずれも昨年(前回)の植え替え時に、芽と根茎が枯れてしまって根だけを植えてみたものの残念ながら春になっても葉が出てこなかったものなので、今年葉が出ていた品種は全て生き残ってくれていました。

今年新しく入手した桜草鉢の栽培結果が気になっていたのですが、鉢底付近が丸い形状のために水はけが良いようで、鉢底石やゴロ土の類を使わなかったにも関わらず以前から使っている他の桜草鉢や駄温鉢と比べて根腐れしているものが少なく、5号鉢では概ね良い結果が得られました。

同型でも4号鉢では土を乾かし過ぎてしまったのか、芽が小さいものも一部に見られたので、来年は水やりに注意するつもりです。

今まで根腐れが少なからず見られたタイプの桜草鉢などには、軽石や桐生砂の中~大粒をゴロ土として入れてみましたが、効果があったのか根腐れが少なく芽も大きく育っていました。

一回り大きな6号桜草鉢に4芽植えたものは、根腐れこそ少なかったものの芽の大きさが植え付けた時よりも若干小さいように見受けられたので、私の栽培環境および栽培方法では何らかの工夫が必要というか、4芽植えるには5号鉢で十分なように思いました。

鉢の種類(材質)による根腐れの多少の違いが今年は例年より顕著に現れた印象があります。

私の栽培方法では、駄温鉢は3.5号、4号、5号の大きさを問わず根腐れが起こりやすいと改めて感じました。
でも実生ポット苗の増加により今度の植え付けでは図らずも駄温鉢は使わないことに・・・

桜草鉢は、先に記したように種類によって違いがあるものの、全般的に駄温鉢よりは根腐れが少なく見えました。
しかし栽培ということだけを考えると、その値段に見合う価値は無さそうな気が・・・やはり鑑賞価値を重視すべき存在なのかもしれません。

根腐れの少なさ、芽の成長ともにばらつきが小さく好結果だったのが9cmと10.5cmのビニールポット(ポリポット)。
栽培することだけを考えれば、少なくとも我が家の環境と私の栽培方法に最も適した栽培容器だと言えます。
似たような性質だと思われたプラ鉢の方がやや根腐れしやすいように感じられたのは意外なことでした。

今シーズンはほぼ全ての栽培品種を、3.5、4、5、6号の鉢または10.5cmポット一つと、9cmポット一つ、という組み合わせで栽培しました。


9cmポットに1芽(小さな芽の場合は2芽)植えた100前後の品種の中で、完全に枯死したものは皆無で上の画像の根茎が枯れて根だけが生き残っている状態のものが1つという結果となり、予備が無く芽が小さくなってしまった場合に数年間花を見られないとは考えられるものの、9cmポット1芽栽培でも案外枯らさず維持することはできるのかもと思いました。

もちろん気に入って大事にしている品種はできる限り多く栽培して絶やさないようにしたいものですが・・・
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さくらそうの芽-2012年秋

2012-11-05 | さくらそう栽培記録2012〜2016
植え替え時期も近づいてきたので試しに様子を見てみた品種名不明のさくらそう(日本桜草)の芽です。

家の北側の日当たり悪い場所に置いていた鉢で、日当たりが良い場所の鉢と比べて葉が一回り小さかったので芽が無くならなければ良いかなと考えていたのですが、この種類がもともと丈夫で大きく育ちやすい性質のように感じられる事を差し引いて考えても案外良く育ってくれたようです。


まだ用土の準備をしていないので、元の土で埋めておきました。

今年は実生苗を多く育てているため、品種ものの鉢を置く場所が前回の植え付け時と比べて半分以下になるので、4号と5号の桜草鉢(各々十数鉢)以外は9cmポットに植えようと考えています。
そうしても全ての品種を植えられないような気もするのですが(T_T)

今までのように同じ品種を鉢やポット二つに分けて植え、10.5cmポットや4号鉢など2、3芽植えられる容器も多用していたのと比べると、9cmポット一つでは枯らしてしまう危険がかなり高くなりそうですが、場所の問題は容易に解決できるものではないので仕方ありません。
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さくらそうの鉢10月15日

2012-10-15 | さくらそう栽培記録2012〜2016
今日のさくらそうの鉢の様子ですが、前回アップした一ヶ月あまり前と見た目に大きな違いはありません。


気温が下がり日照時間も短くなったこと、それに植え付けてからの月日の経過に伴って土が締まってきたことなどが影響してか、このところ土の乾きが遅くなってきたと感じられます。

もちろん根茎や根が干涸びるほどに乾燥させてはいけませんが、過去に水やりの頻度を変えて試した結果、枯らさない程度に湿り気を保つ程度の水やりで良いのではないかと私は思っています。
これは気候や用土の違いによっても異なるはずなので、他の方の参考にはならないことだと思いますが・・・


早いもので10月も半ばになり、さくらそう(日本桜草)の植え替え時期が近づいてきました。

以前に鉢の土を掘って観察したところ9月頃には既に芽ができているのですが、その頃には芽がまだ小さく、その後11月中旬頃までは古い(その年に葉が出て開花した)根茎や根が枯れずに残っている場合があります。

これは推測に過ぎませんが、根茎や根に蓄えられた養分によって新しい芽が成長するのだとすれば、古い根茎や根は枯れるまで切り離さない方が良いはずです。

そうしたことから、南関東では11月下旬頃まで待ってから植え替えを始めた方が良いのかなと考えています。
このところ平年並みの気温になっていますが、9月は暑い日が続いていました。
残暑が長引いていた年には紅葉なども遅れる場合が多いので、もしかしたら、さくらそうの根茎や根が枯れるのも遅れるのかもと思ったりもしています。
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さくらそうの鉢9月9日

2012-09-09 | さくらそう栽培記録2012〜2016
さくらそう(日本桜草)の鉢です。
一ヶ月ちょっと前にアップしたときから大きな変化は無く、雑草とサルビア コクシネアが生えている状態です。


後から出てきた小さな葉が残っている今年開花した実生の鉢です。
前回と比べると葉の数が減って2枚だけになりました。


家の南側の置き場所。
この場所は三分の二ほどの鉢の上に実生苗のポットを置いてしまったので、日当たりと土の湿り具合が他とは違う状態になっています。


育苗箱にポットを詰めて栽培しているもの。
これも雑草が生えています。
水やりした後に撮ったので、土が湿っている状態です。

雑草が枯れるほどに土を乾かしてしまうと、さくらそうの根茎や根も干涸びて枯れてしまうので、全てを抜き取らずに残しておくと水切れで枯らしてしまう失敗を防げるかもしれません。

しかし雑草は土の乾きに強いものが多いようで、1~2cmほどの深さ(掘ってみるとさくらそうの根茎や根が見え始めるあたり)まで乾いた程度では葉が萎れることもなく、水やりのタイミングの目安にはならないようです・・・
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さくらそうの鉢8月7日

2012-08-07 | さくらそう栽培記録2012〜2016
10日前にアップしたときと比べると葉の数がさらに減り、この鉢には枯れかけた葉1枚が残るだけになりました。


こちらの鉢の葉も枯れつつあります。
濃い色で小さめな葉は後から出てきたもの。


育苗箱に詰めたポットも雑草が生えているだけになりました。

さくらそう(日本桜草)の夏の間の水やりについては、鉢の材質や大きさ、用土の違い、置き場所の日当たりの程度や気温などによって必要とされることが違ってくると思われます。
それなので、これが正解という方法は無いと思うのですが、私の現時点での水やり方法を書いてみます。

我が家では植え替え時期に見られる根腐れの程度などを見つつ試したところ、やや控えめにした方が根腐れが少ないように感じられたので、この数年は少しだけ乾き気味に管理しています。


土が乾いているように見えるポットです。
土に挿している名札を使って少し掘ってみると・・・

深さ1cm弱あたりで湿り気を帯びた濃い色の土が見えてきて、それよりも上の乾いている部分はサラサラしていて掘りやすかった土が湿っている部分になると固くしまった状態で掘りにくく感じられました。


さらに掘ってみると、さくらそうの根が見えました。
根が乾くと細くなってしまいますが、これはまだ乾いていないようです。

このポットは、根が埋まっている深さまでは乾いていないものの、それより数mmほど上までは乾いている状態と考えられます。
葉がある時期と比べるとさくらそうの根が吸収する水の量は少なくて、枯れない程度に土が湿っていれば良いと考えて、私の場合はこの状態だと次の水やりを翌朝にするかもう一日後にするか、といった感じです。

葉が茂っている時期に土が乾いてきたら水やりをするのと比べると、比較的日当たりの良い場所で1日か2日、日陰では2日から3日ほど待ってから水やりをすることになります。

今年は春から10日ごとにさくらそうの鉢の状況をアップしてきましたが、これからは鉢の様子の変化がほとんど無くなるので、今後は月に一回程度アップしようかと考えています。
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さくらそうの鉢7月28日

2012-07-28 | さくらそう栽培記録2012〜2016
前回アップした10日前よりも葉の数が減りましたが、色の薄くなった葉が少し残っています。


この実生株の鉢の方が多くの葉が残っていますが、後から出てきた小さい葉がほとんどです。
他の植物の陰になる時間が長い場所に鉢を置いているので、他より多くの葉が残っているような感じもあります。


ほとんど枯れ葉と雑草だけの状態になりました。
枯れ葉を取り除いて雑草を抜き取ると、これから冬まで鉢の見た目の変わらない状態が続くことになります。


昨年種子を蒔いた実生の苗です。('浜千鳥' x '玉珊瑚'の交配)
昨年はジベレリン処理も発芽後の栽培もどちらもうまくできず、大きな葉の直径が一円玉くらいの小さな状態で冬を迎えたのですが、春になって新しい葉が出てからは順調に成長しているように見えていて、葉が枯れるのが遅いのでまだ液肥をやり続けています。

7.5cmポットに植えていたものを9cmポットに鉢増しするつもりで作業を始めたのですが、かなり根が張っていたので10.5cmポットに植えることにしました。
来年には咲いてくれるでしょうか・・・


こちらはさらに小さくて播種した鉢のまま冬越しした苗を、早春に6cmポットに植えたものです。
4つあるポットの中で最も大きく育っている苗の根がこの状態なので、まだ鉢増ししなくても良さそうでしたが、日差しと暑さによる水切れの心配があるので9cmポットに植え替えました。


実生苗の発芽した最初の年は夏を越して寒くなるまで葉の成長が続き、芽分けで維持している株とは葉が枯れる条件が違う気がするのですが、昨年発芽したこれらの苗も似たような様子に見えます。

長さが短くて丸っこく見える葉の形もそうなのですが、発芽一年目の特徴というよりも、最初の花が咲く年になって性質が変わるのかもしれないと思いました。

この交配の苗は10株育っているのですが、種子の数を記録していないものの50~100の間はあったと思うので、ここまで育てられた株数がかなり少ないと思います。
発芽数自体が種子の数の1/3か1/4といった感じだったのに加えて本葉が1、2枚の頃の幼苗期に枯れたものが10本近くあったので、数が減ってしまいました。

しかし苗がある程度の大きさに育ってからは枯れるものも無くなり、春にポットに移植した際に1株の根を切ってしまって枯らしてしまっただけです。

昨年種子を採った'濡燕'に自然に結実した種子は20~30粒あったものの一つも発芽しませんでしたし、今年の実生の発芽を見ていても、発芽率には個体差があるのかもしれないと思っています。
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さくらそうの鉢7月18日

2012-07-18 | さくらそう栽培記録2012〜2016
前回アップした9日前よりも減ってはいますが、まださくらそう(日本桜草)の葉が残っています。


こちらの鉢も特に大きな葉が枯れたので、土がよく見えるようになりました。


この位置の画像も何回か続けてアップしていますが、葉が残っている鉢は半分以下になっています。


家の南東側に育苗箱に収めて置いているポットも、ほとんどがすっかり葉が枯れた状態です。
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