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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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過失=注意義務(結果予見義務+結果回避義務)違反の検討手順、特に刑法学において

2013-03-24 23:00:00 | シチズンシップ教育
 過失や故意は、民法でも刑法でも、なんかわかったようで、わかりにくい概念です。

 過失を考える三つのステップ。

過失=注意義務(結果予見義務+結果回避義務)違反


1)その場面、状況は、どうであったか?
一定の注意義務が導かれる前提としての具体的な事情(状況)を分析する。

2)注意義務の内容は?
その場で、どのような行為が求められているか。

3)しかし、具体的にとられた行動は?
具体的にとられた行動は、なぜ、注意義務に違反したのか?


 


刑法判例百選bot‏@keihouhyakusen
【刑Ⅰ‐50】札幌高判昭51・3・18。過失犯の成立には、注意義務違反の前提として結果の予見可能性を要し、結果発生の予見とは、内容の特定しない一般的・抽象的な危惧感ないし不安感を抱く程度では足りず、特定の構成要件的結果及びその結果の発生に至る因果関係の基本的部分の予見を意味する。
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