冬の使者

レンゲが咲いたかと思うと、川にはヒドリガモ。比較的汚い水でも平気なカモで日高川の支流ではよく見る。夏はユーラシア大陸の高緯度地帯で繁殖するようだ。いつも思うのだがこんなに小さな体でそんな遠いところから良く飛んでくるよ。ご苦労様。「ピューイ」と口笛のような声で鳴く。見かけも鳴き声も可愛いカモである。

小春

冬至まで１０日ほどあるが、この時期の暖かい日よりを「小春日和」というが、紀州では季節的に小春と呼んで良さそうだ。秋→小春→冬→早春→春と季節は進むように思う。この小春に相応しくレンゲが田圃でポツリポツリと咲き始めた。

東空炎上

低気圧が東に去り、気圧配置は冬型になってきた。東の空は積層雲に雪が伴っているのか、そこに朝日が当たってまさに幾筋もの炎が上がっているように見える。まさに「かぎろい」そのものではないだろうか。

昨夜の月

昨夜から今日の深夜にかけて皆既月食が見られた。18時頃東からあがってきた月の上下に光の帯が微かに出ていた。太陽柱ならぬ月柱か？三脚を立てて撮影したが、帯と月の明暗差が大きく見たようには写らない。だ円に膨らんだ月の上下に微かに写っている？
　　　　　　　　　　　　　　　
測光をスポットに換えて写すと帯は全く見えない。
　　　　　　　　　　　　　　　
23時過ぎにはほぼ隠れた。この時間にはほぼ天頂付近まで上がり、また雲が流れていて撮影がたいへんだった。ブレとピンぼけが入って解像度が悪い。ちょっと見には火星のようだ。
　　　　　　　　　　　　　　　

早八ヶ月

今年の3月31日にアップした「咲き残り」のサザンカが花をつけ始めた。
http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/131702db996f7b03b4a35a1910aca2c2
やはり冬の日差し、凛と張りつめた冬の空気でこそその美しさが映えるように思う。今までサザンカに心動かされることはあまりなかったが、今年の冬はことのほか愛おしく感じられる。

ノグルミ

落葉高木で果実を見ればノグルミだとわかる。写真は船津の滝本橋だったか、そこから撮影した。橋の高さは優に１０ｍは越えているが、この木は欄干あたりまで届く高さであった。船津発電所のダムを流れ落ちる白い水をバックに撮影した。
ノグルミは、クルミ科の一種であるが、図鑑などを見ても植物学的な記述ばかりでこれといって人と関わりが少ないようだ。
福岡教育大学の福原先生のHPは、さすが専門家だけあって植物学的に詳しい。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/nogurumi.html

幽霊の・・

「正体見たり枯れ尾花」と続くが、傾いた冬の日に輝く尾花には独特の趣がある。

日高地方随一の大きさ

旧中津村中木の大銀杏を見に行き始めたのはいつの頃なのだろうか。たかだか数年前だと記憶するのだが・・・今となっては春は道成寺の入相桜を見ないと始まらないし、晩秋は中木の大銀杏を見ないことには年が暮れない。昨年は11月28日に訪れている。今年は暖かかったから今が黄葉のピークのようだ。寒暖差が小さいためか鮮やかさは今一つである。しかし圧巻には変わりがない。





　　　　　　　　　　　

爪痕深く

今日旧中津村鳴滝付近を通ってビックリ。県道が河床近くまで急降下している。台風12号の大水で県道がごっそり流されたようだ。以前対岸の中津荘までしか来ていなかったので県道がここまで崩落しているのは知らなかった。ちょうど一年前に鳴滝荘のまえの吊り橋から撮った写真があったので、今日の一枚と並べておく。崩落した場所はちょうど川の攻撃面にあたっている。

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2010年11月28日　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2011年12月4日

一時の夕焼け

寒くなったと思ったら、低気圧通過でまた気温が上昇。低気圧が吸い込む空気は太平洋上でたっぷり暖められているようだ。一日曇り空であったが日没時ほんの一時赤い夕焼けが現れた。一緒に仕事をしている同僚が気がつき一緒に外に出てシャッターを切った。見ている間に色が褪せていき灰色の空に戻ってしまった。NikonP6000は、律儀なニコンさんらしく露出やカラーバランスが効き過ぎて意識的に補整してやらないと平板な絵になってしまう。