野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

稔りの秋?冬?

2011年12月29日 | 植物
夜明け前後の1時間以上を愛犬を連れて歩いてきた。風がなかったのでさほど寒さも気にならず、そぞろ歩きを楽しんだ。木々には可愛い実がなり、稔りの秋ならぬ冬であった。紀州のこの時期は晩秋、冬、小春が混在状態である。


御坊市の木「クロガネモチ」御坊市の運動公園に植えられている。御坊市の木であることを示す標柱なり石碑があるのだろうか?七尾市の木「タブ」は木の横に石碑が建てられている。御坊市のHPを見てもクロガネモチが市の木であることを示すページは見つけることができなかった。やはりトップに市のシンボルになるものは表示すべきであると思う。


ソヨゴ 漢名は「冬青」はATOKの漢字変換で出てくる。和名は「そよぐ」からきているようだ。「そよぐ」を漢字で書くと「戦ぐ」なのだが恥ずかしながら初めて知った。


タイミンタチバナ 暖地性の小高木で紀州海岸部の林でよく見る。ネットで探してみたが、こんなに実が連なっているものは見つからなかった。タイミンタチバナを漢字で書くと「大明橘」牧野博士の図鑑によると、明(中国)国産の橘の意味とあるが、命名者はあまり植物には詳しくなかったのだろうか。


ツルウメモドキ 赤いのは実ではなく種子。しかも赤い部分は仮種皮といっていわゆる種皮とは起源が違うらしい。http://kotobank.jp/word/%E4%BB%AE%E7%A8%AE%E7%9A%AE
昨年末にもこの実をアップしている。私のとって年の瀬の「赤」となっている。


マサキ ツルウメモドキと同じニシキギ科であるが、属が違うようだ。種名は‘japonicus’だが朝鮮半島や中国にも分布しているようだ。
コメント
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