すっかり涼しくなりましたね。気温はまだ高目で、日中は汗ばむような日もありますが季節はもう秋です。先日も北の方では霜が降りたというニュースもあり、こちらでも朝は、山間部で大分気温も低くなるところもあるようです。ヒガンバナが見頃になった牧野記念庭園で、シモバシラの花も咲きだしました。シソ科の多年草で、関東以南に分布し9月から10月にかけて花を咲かせます。まっすぐに伸びた茎の片側だけに小さい白い花がずらっと並びます。漢字で書くと霜柱ですが、寒さが本格化する冬に畑などで見られる土から盛り上がった自然現象の霜の柱とは違います。
何故こんな名が付いたかというと、花の様子が霜柱に似ているように見えるからではなく、冬になると枯れた茎の根元に“霜柱”のような氷の結晶が出来ることからだそうです。草のシモバシラは冬に地上部が枯れてしまっても、地中の根は活動を続け地中の水を吸い上げ茎の上まで送っているそうです。面白いのはここからで、朝の気温が氷点下まで下がった時に枯れた茎のちょっとした割れ目から水がはみ出て、外気に触れて「氷」になります。少しずつ押し出されて茎の下に氷の花が咲いたように見えるのです。風がない時、雨や雪が降っていない時などの条件がそろった時に見られる現象です。
何故こんな名が付いたかというと、花の様子が霜柱に似ているように見えるからではなく、冬になると枯れた茎の根元に“霜柱”のような氷の結晶が出来ることからだそうです。草のシモバシラは冬に地上部が枯れてしまっても、地中の根は活動を続け地中の水を吸い上げ茎の上まで送っているそうです。面白いのはここからで、朝の気温が氷点下まで下がった時に枯れた茎のちょっとした割れ目から水がはみ出て、外気に触れて「氷」になります。少しずつ押し出されて茎の下に氷の花が咲いたように見えるのです。風がない時、雨や雪が降っていない時などの条件がそろった時に見られる現象です。