バードウィークですが…

　10日は全国的に☀のいい天気ですが、朝はぐんと冷え込んだところが多かったようです。東京は都心の最低気温が1か月ぶりに10度を切り8.7度、練馬はもっと低く7度と3月並みに。湿度も低く空気が乾いています。日中は気温が上がり、都心は24度、練馬は24.5度で朝と日中の気温差が練馬では17.5度もあります。調子狂っちゃうよねぇ。

　この日はバードディでこの1週間は野鳥を愛護する「バードウィーク（愛鳥週間）」です。野鳥を通して、それを取り巻く環境の自然保護の大切さを知り、広めていくのを目的とした1週間です。地球上には約1万種の鳥類が生息していて、そのうち日本には約600種が確認されているといわれています。一年を通して見られる留鳥や渡り鳥などいつも身近にいる野鳥たちですが、近ごろあまり姿を見かけなくなった鳥もいるなぁと感じることはありませんか。つかず離れずで私たちのそばにいつもいるスズメや夏が始まるとやってくるツバメなどが実は、実際に数が減っているのだそうです。
　
　一番新しい資料は、2016年から2021年に行われた環境省の「全国鳥類繁殖分布調査報告」で、20年ぶりの調査でしたが、スズメは約3割、ツバメは約4割も20年の間に減少していることがわかりました。減った要因としては、巣を作る場所が少なくなっていることや餌となる昆虫が減っていることなどがあげられといいます。農業で使われる農薬も原因の一つに挙げられ、汚染によって小鳥や虫がいなくなって春が来てもさえずりも聞かれない状況を描いたのがカーソン女史の「沈黙の春」です。これはもちろん現実ではありませんが、現在の状態がこのまま続くといずれは野鳥たちも絶滅危惧種になる恐れもあるといわれます。